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大人のおしゃれ手帖 8月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年8月号

2025年7月7日(月)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:原田知世

2025年8月号

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【大阪・関西万博】絶対観てほしいパビリオンを奈良・薬師寺のお坊さんといっしょに体験レポート!

ふなつあさこ

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お坊さんとアンドロイドが向き合い「いのち」を考えるひととき

薬師寺 in 万博05

「人間は無生物から生まれ、生物になった。そして技術の力で新たな無生物へと進化しようとしている」という石黒浩先生の言葉から、“水”と“渚”をモチーフにデザインされた「いのちの未来」パビリオンの建築には、一日を通してさまざまな姿の水が演出に使われています。

薬師寺 in 万博ZZ

エントランスで配布される“骨伝導型スピーカーユニットとバイタルセンサを内蔵した新型イヤホン”を装着。もちろんお坊さんも装着。周りの音も聞こえるのに、アナウンスがとてもクリアに聞こえました。

薬師寺 in 万博07

ふたつ目の展示室「50年後の未来」からは、人間がアンドロイドと共存する未来の世界の物語が展開されていきます。中央に座っているのは大阪・関西万博を機に生まれたアンドロイドアバター「ヤマトロイド」。

薬師寺 in 万博08

アンドロイドさんの案内で次の部屋に進むと、電車の中のようなしつらい。1300年の歴史を持つ薬師寺のお坊さんたちが、50年後の暮らしとプロダクトを擬似体験しているという状況、ちょっとシュールです。

薬師寺 in 万博10

最後の展示室「1000年後のいのち“まほろば”」は、1000年後の世界をイメージした音と光に包まれた空間で、からだの制約から解放された人の姿と出会うという、没入型の展示です。お坊さんたちも没入してはったと思います(たぶん)。

ところで、「まほろば」というのは“とても素晴らしい、理想郷のようなところ”というような意味を持つ古語です。奈良時代の歴史書(神話多めですが)『古事記』に登場する伝説的英雄・倭健命(=ヤマトタケル)が詠んだ歌「倭(やまと)は 国のまほろば たたなづく青垣(あをかき) 山籠(やまごも)れる 倭し麗(うるは)し」などに登場します。

万博の各パビリオンでは、パビリオン内限定アイテムも販売されています。「いのちの未来」パビリオンでは、案内ロボットさんたちのキーホルダーや石黒先生の著書、パビリオン内でも漂っている2つの香り「ORIGIN」と「FUTURE」のオリジナル香水セットなどが用意されていました。

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この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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