【ひとりで気ままに台湾旅行】
台湾マニアが選ぶ、台湾みやげの定番&新定番〔お菓子編〕
渡航歴40回以上。台湾が好きすぎる編集者の私が必ず買って帰るおみやげのなかから、今回はお菓子を中心にご紹介。限られた日程のなかでのおみやげ選び。時間を有効活用するためにも、おみやげの目星は事前につけておくのがおすすめです。旅行中多くの人が一度は訪れる人気エリアのお店を中心にピックアップしました。
Report 01 台湾みやげの新定番
牛軋餅(ヌガークラッカー)を食べ比べ
台湾みやげの超定番、鳳梨酥(パイナップルケーキ)が大好きで必ず買って帰るのですが、そんな私の第2の定番となりつつあるのが、牛軋餅(ヌガークラッカー)。ネギが練り込まれたほんのりしょっぱいクラッカーにミルク風味のヌガーが挟まっているもので、ここ数年で専門店も激増しました。今回は、なかでも人気の高いお店の牛軋餅をピックアップ。食べ比べたなかで、おすすめの3店を厳選紹介します。
Shop 01 甜満
永康街を歩いていると頻繫に目にするエメラルドグリーンのショッパー。開店と同時に行列ができる牛軋餅の人気店が「甜満」です。フランスの料理学校、ル・コルドン・ブルーを卒業し、ミシュランレストランでも経験を積んだパティシエが作る一品。プラスチックケース入りなので、おみやげにぴったり。2個以上購入するとショッパーに入れてくれます。平日の雨天、開店時間の30分前に行ったところ、すでに10人ほどの行列があったものの、店先でワゴン販売をしていて、長時間待たずに購入できました。
【item data】
1ケース16個入り220 NT$
ネギの風味もよく、ほどよい塩加減のクラッカーは軽い食感。ヌガーは比較的やわらかめでやさしい甘さ。ミルクの風味もしっかり感じます。しょっぱさと甘さのバランスが絶妙で、後を引くおいしさです。賞味期限は常温保存で1か月(未開封)。推奨は2週間ほど。
【shop data】
甜満
台北市大安區永康街31巷10號
(営)月、火、木~日 9:00~19:00
水曜休
Shop 02 神農生活
滞在日数が少ない! でも、おみやげ選びに妥協したくないなら、台湾各地の食料品や雑貨を集めたセレクトショップ「神農生活」に行くべし。中山エリアのショッピングビル「誠品生活」内と好アクセスで、年中無休なのがなによりありがたい。ここで買える牛軋餅は「嶼香」というベーカリーアトリエのもの。ちなみに、永康街の人気ギフトショップ「來好 LAI HAO」で売っているのも同じ「嶼香」のものです。こちらも「甜満」同様、プラスチックケースに入っているので、おみやげにも便利です。
【item data】
1ケース16個入り250 NT$
小麦そのものの味を感じるクラッカー。ネギの風味は強すぎず控えめ。ヌガーは少し弾力感があって、甘さも感じます。「甜満」に近いものの、甘さとしょっぱさが少しだけ強めでメリハリがある印象。賞味期限は常温保存で30日(未開封)。推奨は2週間ほど。
【shop data】
神農生活
台北市中山區南京西路14號 誠品生活南西店4F
(営)月~木 11:00~22:00、金~日 11:00~22:30
無休
Shop 03 蔥穎牛軋餅
大手菓子メーカーで経験を積み、10年前に独立した女性店主が営む牛軋餅の専門店。宜蘭県の名産である「三星蔥」を使った蔥穎牛軋餅のほか、コーヒー味や抹茶味、ピーナッツ味やゴマ味などさまざまなフレーバーのヌガーを挟んだものもラインアップ。防腐剤不使用なのもうれしい。アクセスは、MRT大橋頭駅が最寄り駅。茶葉や乾物、人気雑貨店などが数多く建ち並び、おみやげ探しに大人気の問屋街「迪化街(ディーホァジェ)」にも比較的近いので、迪化街散策の流れでコースに組み込むのがおすすめです。
【item data】
4個入り50 NT$
食べ比べのため少量のものを買いましたが、密閉容器に入った16個入りのものもあります。こちらの牛軋餅の特徴はなんといってもヌガーが軽くやわらかいこと。ネギの風味が高いクラッカーは素朴な味わい。賞味期限は常温保存で20日(未開封)。
【shop data】
蔥穎牛軋餅
台北市大同區延平北路二段247巷25號
(営)月~日 9:00~18:00
無休
買いやすく、センスの良さも出せるお土産は万人ウケ間違いなし!
今回紹介したエリアが行程に入っていなくても、牛軋餅は多くのお店で見つかります。まずはベーカリー。個包装のものも売っているので、一個買って味見して選んでも。また、スーパーマーケットやコンビニにも高確率で置いています。どのお店で買っても、味に大きなハズレがないのも牛軋餅の魅力。「甘じょっぱ」系スイーツをお探しならぜひ試してみて。写真は、「BearQueen 熊后」の牛軋餅。ネギクラッカーではないので、上記には入れませんでしたが、こちらも美味。ラズベリー味のヌガーの甘酸っぱさがたまりません。
この記事を書いた人
エディター・ライター鈴木香里
編集&ライターとしてフリーで活動中。『大人のおしゃれ手帖』では、旅行やお散歩系の企画、手仕事の取材記事、ファッションなどの特集ページのほか、隔月連載「それぞれの更年期」などを担当。好きになったら「とにかく通い、足で情報を得る」旅スタイルで、国内外問わず、リピートする旅先は多数。台湾には、2002年から20数年通い続けている。
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