【web著者インタビュー】一条ゆかりさん
「私の人生、山あり、谷あり!ぜんぶ描き切りました」
いろんな健康法を試しています
将来も自力で暮らせるのが理想

——このエッセイのタイトルとも関連しますが「終活」を始められたとのことですが。
一条 連載をやめて、プロダクションを解散してからは、終活に向けて部屋を片づけています。地下の倉庫に要らないものを何でもかんでも置きっぱなしにしているので。見られて恥ずかしいものはないけど、私が死んだとき、片づける人が困るものは処分しておこうと。とくに、どうしようかと迷っているのが、山のようにある原稿。美術館をつくったら? と言われることもあるけど、それも面倒で。私的には、死んだらヤフオクで売られていてもいいや、と思ってるんです(笑)。
——今の、日々のルーティンについてもぜひ教えてください。
一条 今まではマンガ家というだけで、昼過ぎに起きようが、パジャマでゴミ捨てに行こうが、許してもらえていたんですよ。でも、今までやっていなかった“正しい生活”を送ろうと。朝日とともに起きようとしたこともあったけど、さすがに無理でしたね。今は8時〜9時の間に起きて、水耕栽培で育てている植物を、わが子のように見守るのが日課です。
それといろんな健康法を試しています。“理想的な老後の食事”にも凝っていて。ビタミン剤を摂って、たんぱく質と炭水化物をバランス良く取るようにしています。最近ハマっているのはレンズ豆とひよこ豆。足腰を鍛えるため、週3〜4日は6000歩以上歩くようにしています。なぜこういう生活をしているかというと、寿命と健康寿命を一致させたいから。長生きしたいわけじゃないけど、私は心臓も丈夫だし、運もいいから、絶対に長生きすると思うんですよ。誰の世話にもならない、というのは難しいとしても、ひとり暮らしですし、なるべくできることは、自分でやるのが理想ですね。

いつもインタビュー取材では「少女マンガ家のイメージにふさわしい、ゴージャスな服を着る」という一条さんですが、この日は撮影があることを知らず、カジュアルなスタイルに。「スカートは、よく行く吉祥寺の古着屋で買ったもの。500円には見えないでしょ!?」

唇が乾きやすいので、リップクリームは必須。「いつでもさっと出して塗れるように、安全ピンで服に留められるクリップを手作りしました。家には柄違いでいくつもあります」

『「私の履歴書」にうっかり出たら、家の掃除をするはめに』
著/一条ゆかり
¥1,760(集英社)
日経新聞の名物連載「私の履歴書」の内容に加筆したエッセイ集。6人きょうだいの末っ子として育った子ども時代から、「りぼん」でトップ作家となるまで。“少女漫画界のレジェンド”が、多くの名作の裏で重ねてきた努力と執念、そしてユーモアあふれる日常を綴った、飾らない半生記です。
撮影/かくたみほ 取材・文/工藤花衣
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