【招待券プレゼント】
おしゃれさん必見!
この秋開催の「美術展」3選
イヴ・サンローランのクロニクルは、そのままフランスの服飾史。
110体のオートクチュールコレクションをはじめ、写真やドローイングなどから人生と創造が息づかいごと伝わってきます。
エレガント×マニッシュ色褪せないファッション哲学と本邦初のコレクションも公開!
フランスのファッション界を半世紀近くリードしたイヴ・サンローラン。
本国「イヴ・サンローラン美術館パリ」の全面協力で実現した没後初の大回顧展に期待が高まるばかり。本展を担当する国立新美術館・特定研究員の小野寺奈津さんは、魅力をこう説きます。
「イヴ・サンローランは40年にわたって多様なスタイルを提案し続け『モードの帝王』として服飾史にその名を刻んだデザイナーです。当時は男性向けと認識されていたピーコートやパンタロンなどの衣服を女性用に改良し、現代に通じる女性たちのためのワードローブを定着させました。
ルック110体、12章構成の本展では、サンローランが手がけたクリエイションの世界を間近に堪能できます」
ルックのほか、アクセサリーやドローイングなど約300点の展示の中で、小野寺さんがぜひ見てほしいと選んだのが、《カクテル・ドレス-ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション》。
「オランダの抽象画家ピート・モンドリアンへのオマージュを捧げました。代表作《コンポジション》シリーズを引用。モデルが着ることで絵画の造形理論を三次元の衣装へと変化させたのです。
刺激的で若々しいスタイルが人気となり、オートクチュール界に新風を吹き込みました」(小野寺さん)
ファッションを芸術にした感性と哲学は、映画界でも唯一無二の存在に。
映画『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーブのためにデザインした衣装など、数々の宝物に出逢える展覧会、必見です。
トップ掲載作品:カクテル・ドレス-ピート・モンドリアンへのオマージュ1965年秋冬オートクチュールコレクション© Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger
教えてくれたのは・・・
国立新美術館 特定研究員
小野寺奈津さん
慶應義塾大学大学院博士課程単位取得満期退学。愛知県美術館、資生堂ギャラリー学芸員を経て現職。2021年『ファッション イン ジャパン1945-2020-流行と社会』を担当。
『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル』
場所:国立新美術館 企画展示室1E
開催 :9月20日(水)~12月11日(月)
開館 : 10:00~18:00 金・土曜は~20:00(入場は閉館の30分前まで)
閉館 :毎週火曜
050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://ysl2023.jp
こちらの展覧会にも注目!
『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』
開館45周年記念の本展は、ヤマザキマリ作の漫画『テルマエ・ロマエ』でおなじみのテルマエ(公共浴場)が舞台。
古代ローマと日本の入浴文化について、絵画、彫刻、考古資料など100点以上の作品と映像が展開される。
開催中~11月5日(日)
山梨県立美術館
https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
『土方久功と柚木沙弥郎―熱き体験と創作の愉しみ』
パラオ諸島の人々の暮らしを主題にした彫刻家・土方久功の木彫レリーフ、民藝の思想にふれて染色家を志し、100歳のいまも創作活動をする柚木沙弥郎の型染など。
平面、立体、絵本など同館所蔵品を中心に展示。
開催中~11月5日(日)
世田谷美術館
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
招待券をプレゼントいたします!
読者アンケートに回答していただいた方の中から、抽選で15名の方に招待券をプレゼント。
「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」(5名様)
「土方久功と柚木沙弥郎――熱き体験と創作の愉しみ」(10名様)
皆さまからのご応募をお待ちしております!
アンケート:応募はこちらから
応募締め切り:10月25日(水)23:59
発表:当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます
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