【心を整えて、肥満を防止】更年期は食事の仕方の見直しどき!
女性ホルモンの分泌量が急激に減少する更年期。ホルモンバランスの乱れは自律神経にも影響を及ぼすため、ほてりや手足の冷え、疲れやすいといった体の症状、イライラや倦怠感、無気力などの心の不調、肌・髪の老化といった見た目の変化まで、いろいろな形で現れます。また、内臓脂肪がたまりやすくなるので、これまでと同じように食べていたら太ってしまう可能性も。こうした症状をゆるやかにしたり、軽減するために食習慣はとても大切。更年期ならではの食事の仕方、欠かせない栄養素を知って毎日に取り入れてみましょう。
更年期の食べ方の心得6
(1)毎日決まった時間に食事をとる
朝・昼・晩、できるだけ決まった時間に食事をとりましょう。1日で体内時計は10分ずれると言われており、とくに朝食を決まった時間にとることで体内時計がリセットされます。そして交感神経が優位になり、活動モードに。夕食はリラックスして食事をとること。副交感神経が優位になり、自律神経の働きが正常になります。こうしたサイクルを続けると自律神経のバランスが整えられていきます。
(2)晩ごはんを朝、昼の2/3量に
活動量の多い朝、昼の食事に対して、夜の食事量は3分の2程度を目安に。更年期以降は基礎代謝も落ち、エストロゲンの減少で内臓脂肪をためやすくなっているので、夜にハイカロリーなものを食べ過ぎると脂肪として蓄えることに。晩ごはんが遅くなる場合は、夕方におにぎりを食べるなどして、夜にドカ食いするのを避けましょう。
(3)20代、30代より0.5割程度、量を減らす
生活活動量が普通レベルの30~49歳の場合、1日の摂取エネルギー量は2000kcalなのに対し、50~69歳では1900kcal(厚生労働省・栄養所要量)。全体量の0.5割程度の量を減らすことを目安にしてみて。ただし、たんぱく質は減らさないように注意。
(4)食事は寝る3時間前までに
食事をとってから胃が空っぽになるまでは約3時間かかります。夕食はできるだけ就寝3時間前にとり、胃を落ち着かせてから寝ること。食後すぐ寝ると、寝ている間に胃腸が働きづめとなり、眠りが浅くなる原因にも。
(5)間食はナッツやドライフルーツを
糖分やカロリーのとり過ぎになりがちな間食には、ナッツやドライフルーツがおすすめ。ナッツに含まれる良質な脂質は美容にもよく、ビタミンEは女性ホルモンの分泌をコントロール。ドライフルーツのビタミンCも老化防止に。
(6)お酒を飲むときは糖質を控えめに
お酒そのものに糖質が多いため、おつまみに注意。おひたしやごま和えなどの野菜、肉や魚介類、豆腐などのたんぱく質がとれるメニューがおすすめ。
取材協力/成城松村クリニック院長 松村圭子先生
画像協力/PIXTA
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