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大人のおしゃれ手帖 10月号

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大人のおしゃれ手帖
2022年10月号

2022年9月7日(水)発売
特別価格:1120円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

2022年10月号

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2022.08

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熱中症と風邪、重症化させないために早めの対策を

症状が安定していれば家族から一日離れて様子を見る

「風邪と熱中症の区別は難しいと思います。どちらも頭痛や微熱が出ることもあります。
熱中症の場合は身体を冷やして水分を補給。風邪が疑われる場合は、
市販の風邪薬を飲んで半日から1日様子をみましょう。
そのまま症状が落ち着いたら治るまで安静に過ごしてください」
 と新百合ヶ丘総合病院の伊藤敏孝センター長。

今年は特に、コロナも気になります。

「軽い発熱でも、コロナの疑いもあるかもしれないので、1日家族間の接触を減らして安静に過ごしてください。1日様子をみて悪化する場合などは、医療機関をすぐに受診してください」(伊藤先生)


熱中症と風邪、間違いやすいのは「頭痛・倦怠感・筋肉痛」

「熱中症と風邪の共通した症状は左の図の様に頭痛と倦怠感と筋肉痛です。暑い日に、頭痛やだるさを感じ風邪だと思っていたら、瞬く間に昏睡状態に陥り、救急搬送される患者さんも少なくありません。軽い風邪だと思って、見過ごさず、熱中症も疑った方がいいでしょう。
野外だけでなく、室内でも熱中症は起こります。水分補給などの予防をしていても、症状を感じたら注意してください」」(伊藤先生)。

【熱中症】急激に悪化する可能性があるので注意

「熱中症かなと思ったら、屋外の場合は木陰などの日陰へ移動し、水分とミネラルの補給を行って体を休めてください。
保冷剤などがあれば、体を冷やしましょう。室内では、水分、ミネラルの補給とともに、エアコンや扇風機等の出力を上げる、水を含めたタオルや保冷剤で首、脇の下、大腿のつけ根などを冷やしましょう」 (伊藤先生)。

上記で改善しない場合は、すみやかに医療機関へ。
「熱中症の初期症状は、めまい、立ちくらみ、生あくび、筋肉痛です。さらに倦怠感や頭痛もある場合は、周囲に助けを求めた方がいいでしょう。
熱中症は急激に悪化することがあり、ひとりだけになるのは危険です。水も飲めないほどぐったりしていたり、昏睡状態であれば、周囲の人はすぐに救急車を呼んでください」

【風邪】上気道の症状がでたら風邪薬でケア

「風邪は頭痛や倦怠感を感じても、急激に昏睡状態になるようなことはありません。風邪は常備薬を手元において、早めのケアを心がけてください」(伊藤先生)。

最近解熱鎮痛剤が話題になっていますが…。
「風邪薬には解熱成分が入っています。アセトアミノフェンは穏やかな効き目でお子様やお年寄りにも処方されます。微熱や悪寒があるときには上手に使って様子をみてください」(伊藤先生)。


【結論】風邪と熱中症。なかなか見分けがつきません。悪化しないか、様子を見て

「風邪は熱中症のように急激な悪化はほとんどみられませんが、重症化のリスクはあります。特に子どもや高齢者など、免疫力が低下している世代は注意が必要です。風邪のほとんどはウイルス感染です。風邪のウイルスだけでなく、別の細菌に二次感染し、気管支炎や肺炎、脳症など合併症を起こし重症化することがあります。重症化する前に、早めに風邪の症状を緩和し体力を回復することが大切です。市販の風邪薬を飲んで様子をみて改善しない場合は、すぐに医療機関にご相談ください。
今年はコロナ禍で、消防庁の救急隊員も、私たち医療関係者も混乱することが多々あります。ただし、症状が気になるときは、すぐに医療機関に相談してください」 (伊藤先生)


お話を伺った方

伊藤 敏孝先生
新百合ヶ丘総合病院 救急センター センター長。救急医 外科医。
防衛医科大学卒業後、横浜市みなと赤十字病院救急部 部長を経て現職。救急医療のスペシャリスト。
日本救急医学会専門医・指導医・評議員、日本集中治療医学会専門医、日本外傷学会評議員・専門医。

取材協力/カイゲンファーマ
※2022年8月現在の情報です
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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