吉瀬美智子さん シンプルが一番!
地元福岡でいつも買って帰る「粒マスタード」で和えるだけ料理も。
「引き算の姿勢で必要なものを見極める豊かさを」
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「何もしない」時間が、心と体をニュートラルにしてくれる
この日の撮影場所は、初夏の日差しを受けて、緑がいっそう鮮やかさを増した植物園。吉瀬さんが目を留めたのは、赤を帯びた葉やふわりとしたフォルムが印象的なスモークツリーでした。
「ちょうど自宅に置くグリーンを探していたところなんです。背が高すぎず、今ある植物とも相性がよいものが欲しくて」話しながら緑を眺める表情は、どこか晴れやか。
ドラマの撮影が一段落した今は、つかの間の充電期間となっています。
「作品に入っている時期は、集中して役と向き合わないといけない。だからこそ、今は心をフラットに戻したいんです」時間に余裕ができると、つい「今のうちにあれもしたい、これもしたい」と予定を詰め込みたくなるもの。
けれど吉瀬さんは、あえて「何もしない」時間の貴重さを愛おしんでいます。
「やらなきゃ、と思うこと自体がストレスになってしまう。だから今は、スケジュールを決めずにのんびり過ごしたい。すっきり片付いた空間に音楽を流して、コーヒーを飲みながらぼんやりしたり、昼間からワインを楽しんだり。何もしない幸せを噛みしめています(笑)」
この夏は、久しぶりに仕事でパリへ。滞在を延ばして自由な時間も確保しつつ、予定は詰め込まないのが吉瀬さん流です。
「美術館には行くつもりですが、決めているのはそれくらい。特別なことをしなくても、ただ美しい街並みを眺めながら歩くだけで、十分に楽しいので」心身のケアにおいても、ただ何かをプラスするのではなく、必要なものを見極める〝引き算〟の姿勢を大切にしています。
「スキンケアでも、そのときの肌の状態に合わせて、使う量を調整するくらいで、特別なことはしません。暑い時季もシートマスクを冷やしておいて、ほてったときに使うくらいですね。体にいいと聞くと、とりあえず試してみたくなりますが、やりすぎると何が自分に合っているのか分からなくなってしまう。いったんなくしてみて、必要なものを冷静に考えることも大事だと思うんです」
夏の食事も、基本はシンプルに。
「体を冷やすための夏野菜は積極的に摂るようにしていますが、ほとんどはオリーブオイルで焼いて、スパイスや塩で味付けするだけ。素材の味を楽しむのが、いちばんおいしいと思うんです」
レギュラー出演している福岡のバラエティ番組『じもちゃんねる』では、料理コーナーを担当。そこで提案しているのも、取り入れやすい手軽なレシピです。
「たとえば海苔の佃煮にゆずこしょうを混ぜて、野菜につけるとおいしいんです。そんなふうに、料理が苦手な人も簡単にできて、残りがちな食材を使い切れるようなアイデアを提案できたらいいですね」
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