人工股関節置換術の患者数が10年で2倍に! 50代が対策のはじめ時。手遅れになる前に試したいセルフチェックと簡単ストレッチ法
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そういえばこの頃、立ち上がるときに股関節が痛むことがある、歩いていると脚の付け根に違和感があるといった症状を感じるようになったという方はいませんか。もしかしたらそれは股関節に問題が生じているせいかも。
上半身と下半身をつなぐ要となる股関節ですが、長年の使用によって40代~50代で痛みや違和感を覚えはじめる方も少なくないそう。しかも、人工股関節置換術の患者数はこの10年間で2倍近く増加しており、そのうちの15%は50代なのだとか(*)。
今回は日本人工関節学会認定医の佐藤啓先生に、セルフチェックやストレッチ、早期ケアの方法について教えていただきました。
教えてくれたのは・・・
日本人工関節学会認定医
佐藤啓さん
「パークタワー西新宿整形外科 骨と股関節のクリニック」院長。日本整形外科学会専門医や日本人工関節学会認定医としての専門性を活かし、股関節の痛みに悩む患者に丁寧な診察とわかりやすい説明、質の高い治療を行っている。
どうして痛むの? 股関節のしくみとは

ボールとソケットの部分にはそれぞれ表面に軟骨があり、これが関節を動かしたり衝撃をやわらげるクッションとなったりしているわけですが、年齢を重ねるにつれて軟骨は徐々にすり減っていきます。それによって骨同士がこすれ合って痛むようになるのです。これを変形性股関節症といいます。
とくに、小さい頃からあぐらが苦手という方や、日本人女性に多い寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)の方は、変形性股関節症の発症リスクが高いとされています。
50代から初期症状が生じている人も……?
近年、股関節痛の治療において、人工股関節置換術を受ける患者数は右肩上がりに増加しており、2024年度には9万件を超え、この10年で2倍近くに増加しています。手術を受ける患者の年齢は70~74歳がピークですが、患者数全体の15%は50代の方なのです(*)。
加齢やホルモンバランスの変化、産後太りなどによって、40代~50代ですでに初期症状を感じている方や急に悪化したという方は少なくありません。
それってもしかして股関節からのSOS? かんたんセルフチェック
その症状は関節疾患かも? ということで、すぐにできるセルフチェックを用意しました。
1□膝が常に重く感じる(2点)
2□動き始め、歩き始めにももの付け根が痛む(2点)
3□運動をした後、ももの付け根やおしりの横が痛い(1点)
4□家族あるいは親戚に股関節の病気を抱えている人がいる(1点)
5□歩くとき体が左右にゆれる(2点)
6□スカートやズボンの丈が左右で合わない(1点)
7□段差が上りづらい(2点)
8□小さいころからあぐらがかけない(1点)
9□靴下をはきにくい(2点)
10□寝返りを打つとももの付け根の関節が痛い(1点)
☑をつけた項目の点数を合計してください。
合計点が
6点以上の方は……関節疾患の可能性があります。
3点以上の方は……関節疾患予備軍の可能性があります。
2点以下の方は……関節疾患の心配は少ないでしょう。
※チェックした結果は、すべての方に当てはまるとは限りません
※あくまでも自己判断の参考としてご活用ください
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