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大人のおしゃれ手帖 11月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2026年11月号

2026年10月7日(水)発売
特別価格:1780円(税込) 
表紙の人:木村多江さん

2026年11月号

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【大人の箱根旅】個性的な貸切風呂が楽しめる! 自然の中で五感を満たす温泉宿「はつはな」で過ごす特別なひととき

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都心からおよそ1時間半。開湯から1300年以上の関東の湯どころとして知られる箱根にあって、細やかな気配りとおもてなしで長く愛されてきた温泉宿「はつはな」がリニューアルしたのは22年9月のこと。平安から江戸時代にかけて整備された古道・湯坂路の経由地で、源頼朝や北条氏も歩いたという歴史ある湯坂山と、清流・須雲川(すくもがわ)を背にした高台にそびえる宿は、春は桜、秋は紅葉に包まれ、訪れる人々の目を楽しませてくれます。そんな自然豊かな場所に構えるはつはながリニューアル時に掲げ、守り続けるコンセプトは「心と五感が満ちる静かなとき」。はつはなだからこそ味わえる、五感を刺激する特別な時間をじっくり体験させていただきました。

エントランスの向こう側に見えるのが標高547mの湯坂山。その下を流れる須雲川近くには散策コースが整備されていて、箱根の自然を感じながらゆったりとハイキングを楽しむことができます。左手にはフロントと、箱根ならではのみやげものや宿でも使われているセンスあふれる器や茶葉などが入手できるギャラリーショップ、右手には訪れた人々を歓迎する焚き火が揺れるラウンジが。ここでウェルカムドリンクを楽しみながらチェックイン手続きや館内案内を受けます。

はつはなの魅力は、なんといっても13タイプ全35室の客室すべてに露天風呂が付いているという贅沢さ。泉質は「美人の湯」として知られる無色透明のアルカリ性単純温泉。慢性の消化器病や筋肉痛にも効果があるとされている温泉に24時間入浴可能なのは、やはり各室テラス露天風呂付きだからこそ。今回宿泊を体験したお部屋は半月型のお風呂でしたが、各室それぞれ形や配置が違っているのも特長の一つです。山から吹く心地よい風に揺れる葉音や、鳥や虫たちの鳴き声に耳を傾けて浸かる露天風呂……なんとも風情があります。

リニューアルに際し、女性スタッフの意見を多数取り入れてこだわり抜いたというだけあって、至るところに女性視点のくつろぎの演出が。お部屋も、メインルーム、和室、ベッドルームは緩やかに仕切られていて開放的。どの設えにもモダンでラグジュアリーな雰囲気が漂います。引き出し式の冷蔵庫には冷たいミネラルウォーターやドリンク類も用意されていて、至れり尽くせり。館内にはほかにも、箱根らしさを感じる伝統工芸やアート、ナチュラルでやさしいフレグランスと、確かに視覚・聴覚・嗅覚などで感性をくすぐる仕掛けがいっぱい。美術鑑賞気分で館内をめぐって、気になるアイテム探しも乙なものですよ。
最大4人が宿泊可能なこのお部屋以外にも、設えやデザイン、配色に至るまで工夫を凝らした客室の一部をせっかくですからいくつかご紹介。

贅沢なラグジュアリーAタイプ「煌」。

ふたりで贅沢に過ごしたい方におすすめの広々シックなムードのワンルーム空間。畳リビングで、ゆったりとしたソファでくつろぎながら、テラスのデイベッドで自然を感じて。

白木調の和空間、プレミアムCタイプ。

お部屋のカラーは白木調。大人3人でも余裕のある、広い和室エリアが特長の客室。清らかな「はつはな」のイメージをアイボリーカラーで表現した、上品で繊細なデザインが印象的。

お楽しみの温泉はというと、各室のテラス露天風呂と男女入れ替え制の大浴場のほかに、4つの予約制の貸切風呂があります。数あるお風呂の中で自分だけのお気に入りを見つけるのも楽しいイベントに。
※写真は大浴場の露天風呂です。

1階:川音の湯(かわとのゆ)

はつはなの4つの貸切風呂のうち、唯一の露天風呂。長方形の湯船は寝湯や深湯が一つになっていて、お好きなスタイルで楽しめる。箱根の自然と一体になれる感覚が味わえるはず。

3階:静寂の湯(しじまのゆ)

落ち着いた印象の檜風呂「静寂の湯」はクールな八角型。窓はないもの、見上げると天井が吹き抜けになっているので圧迫感はなし。格子状の梁が芸術的でとにかく美しい。

4階:水面の湯(みなものゆ)

額縁のような真四角の湯船の向こう側には湯坂山の緑が。外側の長方形の水面には四季折々の景色が反射して彩りを添える。中央の扉は開閉可能で、半露天風呂のような造り。

4階:明灯の湯(あかりのゆ)

窓外には、浴室からつながっているかのような石盤の庭。丸型の湯船の床面に点在する無数の青い光は昼夜光り続けている。幻想的な雰囲気を演出する、特に夜に映えるロマンティックな温泉。

温泉棟の1〜4階への移動は、ちょっとレトロなかわいいスロープカーで。山の緑を眺めながらゆっくり目的階へと運んでくれるスロープカーは、リニューアル以前からあったものをリユース。座席付きだから足が不自由な方や車いすの方も利用しやすくてありがたい。世代を問わず訪れやすいのがはつはなの魅力でもあります。

続いては五感のうちの「味覚」。温泉もさることながら、四季折々で変わるお食事を楽しみに訪れる常連客もいるというはつはな。館内にあるダイニング「はなゑみ」は、全卓31室・114席はプライベート感を重視した個室。最大で8〜10名が同席できる広い個室もあるので、ファミリーでの利用も可能です。
地場の食材を中心に、近隣県の厳選食材をふんだんに使ったお料理の数々はどれも彩り豊かで、崩してしまうのがもったいなくなるほどの美しさとおいしさ。この献立なら、大切な記念日に訪れるリピーターが多いことにも頷けます。
※メニューは季節によって変更。写真は2026年10月1日時点の「神無月のお献立」です。

シャンピニオンソースとの相性抜群。
肴料理は、糸縒り鯛のムニエル。

ほのかに塩気がきいたパリパリの皮にのせた鯛のムニエルは身がしっとり。彩りに添えられた銀杏や甘長唐辛子と一緒にソースをからめて食べると、口の中にさまざまな食感と香りが広がる。

甘い脂がじゅわっと広がる、香ばしい相州牛の炭火焼きがメインの肉料理。

絵画のようなプレートにのった相州牛のロース肉とさっぱりしたオレンジソースがベストマッチ。岩塩や鰹味噌などで味変も楽しめる。栗や芋など秋野菜も絶品。

19時〜22時の間、フロント・ラウンジのある6階ではプチフールをいただけるうれしいサービスも。まだまだしゃべり足りない方は、ゆらゆらと揺れる焚き火を眺めながらお菓子をつまんで、こちらでどうぞごゆっくり。

翌朝の食事は、体をいたわるやさしい和朝食。二段のお重には、しらすおろしやマグロ、烏賊のなめろうなどさまざまな小鉢が。右手の鍋はできたての枝豆豆腐、手前の皿には銀鱈の西京焼き。ご飯がすすむおかずがズラリで、朝から大満足。下のお重にはフルーツなどのデザートがたっぷり。チェックアウトは11時なので、朝食後も再び温泉で美人の湯を浴びれば、体の内から外からキレイを目指せるかも?
※朝食は和食・洋食から選べます。

山の風景、風の音や鳥の声、豊かな自然の香り、おいしい料理、肌あたりのやさしい温泉。視・聴・嗅・味・触のすべての感覚を満たしてくれるラグジュアリーな箱根の温泉宿、はつはな。メモリアルな日や非日常を堪能したい方はぜひ足を運んでみてはいかがですか。温泉と食事、箱根の自然を味わうこと以外すべてを忘れて過ごす時間は、きっと記憶に残る特別な一日になるはずです。
※こちらは箱根湯本駅前の早川の写真です。

今回宿泊したのは……
「はつはな」
住所:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
電話:0460-85-7321(受付時間 10:00〜19:00)
アクセス:新宿駅から小田急ロマンスカーで約85分、箱根湯本駅から箱根登山バスもしくは箱根湯本温泉送迎バスで約10分 ※箱根湯本駅からホテルまでの無料送迎サービスあり(当日、箱根湯本駅到着時にホテルへ電話連絡要)
公式サイト:https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/
※本記事は「はつはな」の提供を受けて取材したものです。

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この記事を書いた人

エディター/ライター

出版社、広告会社勤務を経て独立。女性誌、専門誌などでビューティー&ウェルネス、アートを中心に、ライフスタイルにまつわる記事を多数執筆。東京と鎌倉で2拠点生活をおくる猫好き編集者。

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