夏のメイクはこれで崩れにくくなる!
~カラーメイク編~
気温や湿度が上昇し、汗や皮脂、エアコンによる乾燥など、化粧崩れの要因が増えてくる季節。
おしゃれ感を損なうことなく、涼しげで、清潔感のあるメイクを保つ方法をご紹介します。
教えてくれたのは…
ヘアメイクアップアーティスト
面下伸一さん
崩れにくくなるカラーメイクのポイント
「目元は濃厚すぎない色を使って、色落ちの悪目立ちを回避。
また、眉とリップがしっかり残っているとメイク感が保たれるので、キープする工夫をしましょう」
アイシャドウ
~下まぶたも囲んで色移りを予防~
1.サラッと仕上がるパウダーシャドウを使用。トレンドのオレンジを、薬指に取ってアイホールに広げる。
2.小指の先にもオレンジを取り、下まぶたのキワにのせて囲む。これで下に色移りして汚く見えずにすむ。
眉
~眉マスカラで地肌まで染めつける ~
1.パウダーアイブロウで形を整えてから、それをガイドに、眉マスカラを地肌に押し付けるようにのせる。
2.消えやすい眉尻にも。ブラシの先端を使って形を整えながら押しのせてコートし、色落ちを防止する。
マスカラ
~とにかく余分な液をつけないこと! ~
マスカラは、ブラシの先端に溜まった液をティッシュオフしてから塗る。
さらに、コームでダマを取って、下まぶたへの色移りを防ぐ。
アイライナー
~ライトなブラウンでパンダ目回避~
色移りして汚くならないよう、シアー、あるいは明るめのブラウンライナーを選択。
液がボテッと出ないよう、手の甲で試し描きしてからのせる。
チーク
~練りに重ねて血色を2段構えに ~
ブラシに肌なじみのいい血色ベージュ系のチークを取り、手の甲で色を調整してから、ベースで仕込んだ練りチークを囲むようにフワッとのせる。
リップ
~ マットなリップに小ワザをプラス ~
1.色持ちのいいマット系のリップを輪郭を取りながら直塗りし、ティッシュオフしてから再び塗り直す。
2.唇の山、底をなじみのいい色のリップライナーで縁取り、形をキレイに整えつつ、堤防にして滲みを防ぐ。
パーツ別 メイク直し解説
お直しは、朝使用したコスメでOK!
アイメイク
色落ちで黒ずんだ目元は疲れて見えがち。
下まぶたに落ちてしまったマスカラ、アイライナーを綿棒でオフ。
乳液などを携帯していたら、つけるとよりキレイに落ちる。
チーク
パウダーチークを携帯。
ブラシに取って手の甲で色調整してから、朝より少し高い位置にのせてリフトアップ効果も狙う。
血色をリカバリーし、どんよりくすんだ肌が明るく見え、生命感が蘇ります。
リップ
グリグリ濃く塗るのではなく、唇にポンポンと叩きつけるようにしてさり気なく染めると、顔全体のバランスがよくなる。
リップを塗り直すとメイク感が出て、顔立ちのメリハリが瞬時に復活します。必ず携帯を。
教えてくれたのは・・・
ヘアメイクアップアーティスト
面下伸一さん
洗練度が高いのに今っぽくこなれた、マネしたくなるメイクの達人。
現場を明るくするムードメイカーでもある。
photograph:Masahiro Tamura〈FREAKS〉 styling:Kazumi Yasutake〈kili office〉 hair&make-up:Shinichi Omoshita〈faccia〉 model:Kotama text:Yoko Yamamoto
大人のおしゃれ手帖2020年6月号より
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