2023.01

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冬の体調不良に! 「干し生姜」を使った簡単薬膳料理 ①薬膳鍋

現在発売中の『大人のおしゃれ手帖』2023年2月号では、体を温め冬の不調を吹き飛ばす「薬膳鍋」を紹介しています。薬膳というと、なんとなく難しそうに感じますが、実は思っているよりずっと手軽にできます。そのときにおすすめなのが生薬でもある「干し生姜」。生姜は手軽に使えて、最も活躍する食材ですが、干すことでさらに効果がアップ。体を芯から温めてくれます。干し生姜を使った簡単レシピは、本誌でも2品ご紹介していますが、まだまだたくさん! 国際中医薬膳師で国際中医師の井澤由美子さんが教えてくれました。

まずは干し生姜を作ろう

【作り方】
生姜は皮付きを薄切りにする。ザルに並べ3日ほど干してカラカラに乾いたら、保存瓶や缶に入れ保存。あれば乾燥剤(お菓子や海苔についているものでOK)を入れる。

「干し生姜は、朝の目覚めに最適です。寝起きは冷えているので、朝に生姜白湯を続けてみて。蜂蜜レモンティーに入れたり、コーヒーに入れジンジャーコーヒーに、黒糖シナモンミルクのトッピングなどにするのもおすすめです」(井澤さん)。

疲労回復&免疫力アップ
『牡蠣と小松菜の鍋』

牡蠣がおいしい季節です。牡蠣は“海のミルク”と呼ばれ、カルシウムや鉄分が豊富で、滋養のある食材。ビタミンやタウリンを含むのでスタミナ不足の回復にも効果的。小松菜のビタミンと生姜の温め作用で、ウイルスに負けない体づくりを目指します。そのほか、小松菜も牡蠣同様カルシウムと鉄分が豊富なので骨粗しょう症予防に。牡蠣は亜鉛を含むので、味覚をクリアにする効果も。

【材料】(2人分)
小松菜……2株
干し生姜……5、6枚
牡蠣……6個
出汁……4カップ
油あげ……1/2枚
片栗粉……適量
黒胡椒……少々

【作り方】
1、小松菜は4cm幅に切る。牡蠣は水気をふき、黒胡椒を振って軽く片栗粉をまぶす。油あげはトースターなどで焦げ目をつけ、細切りにする。
2、鍋に出汁と干し生姜を入れて温め、1の小松菜を茎から入れる。再度温まったら牡蠣を加え、火が通ったら火を止め、油あげをのせる。好みで赤唐辛子などをふっても。

安眠&更年期障害に
『アサリとかぶのとろみ鍋』

豆乳や味噌などを作る大豆には、女性ホルモンに似た「イソフラボン」が含まれます。また、「トリプトファン」というたんぱく質の一種も豊富。トリプトファンは、睡眠に関係し“幸せホルモン”とも呼ばれる「セロトニン」の原料になっています。アサリの効能と合わせることで、更年期障害や、眠りの浅い方におすすめの鍋に。旬のかぶは皮ごと煮てもとろりと甘くて美味。葉の部分にビタミンなど多くの栄養素を含むので、刻んで塩もみするなど調理にもぜひ活用して。やる気をアップし、眼精疲労も和らげてくれます。


【材料】(2人分) 
アサリ(砂抜きしたもの)……10個
干し生姜……5、6枚
かぶ……3、4個
豆乳……1カップ
味噌……小さじ2
鶏ガラスープの素……小さじ1
葛……大さじ1

【作り方】
1、葛は豆乳で溶く。かぶは縦4等分に切って水に5分さらし、葉元の砂を落とす。
2、鍋に1のかぶと水3カップ(分量外)、鶏ガラスープの素、干し生姜を加える。かぶが柔らかく煮えたら、豆乳を加え混ぜ、再度温まったらアサリを加えて口が開いたら、味噌を加えて火を止める。

貧血、滋養、腸活、美髪に
『たっぷり海藻と牛肉の韓国鍋』 

韓国では「おかあさんのスープ」と呼ばれ、産後やお誕生日に食べられます。わかめに含まれるカルシウムやヨード、あおさのカルシウム・マグネシウム、牛肉で貧血予防、たんぱく質で体内を潤します。

【材料】(2人分)
わかめ(乾燥)……大さじ2
あおさ(乾燥)……大さじ2
牛こま切れ肉……130g
にんにく……ひとかけ
ごま油……大さじ1
A/鶏ガラスープの素……小さじ1
A/醤油、塩、胡椒……各少々

【作り方】
1、わかめは表示通りに戻し、ザルに上げる。にんにくは薄切りにする。
2、鍋にごま油とにんにくを入れ弱火にかけ、香りが出たら牛肉とわかめを加えて2~3分、色が変わるまで炒める。水500~600cc(分量外)とAを加えて煮立てアクを取って、わかめを好みの加減に煮てあおさを加える。好みですりごまをふっても。

教えてくれたのは……
井澤由美子さん

料理家・国際中医薬膳師・国際中医師。体が本来持ち合わせる力を、中医学・薬膳の考え方で引き出す料理を提案。作り手に負担がない、再現しやすいレシピにファン多数。近著は『まいにち食薬養生帖 365日の食が心とからだの薬になる』(リトル・モア)。

公式サイトはコチラ

井澤由美子の食薬ごはん


撮影/木村 拓 スタイリング/中里真理子

※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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