「干し生姜」を使った簡単薬膳料理 ②おなかを満たす薬膳料理
現在発売中の『大人のおしゃれ手帖』2023年2月号に掲載している「薬膳鍋」特集のスピンオフ企画、第2回目。今回も引き続き、「干し生姜」を使ったお手軽薬膳料理をご紹介します。
干し生姜の作り方は、第1回目をチェックしてみて!
『秘伝 生姜とピータン粥』
本当は内緒にしたい、台湾のおばあちゃん直伝の秘伝粥。最初にお米とピータンをよく混ぜてから炊くので、あとからのせるよりコクがあり風味が口いっぱいに広がります。鉄分、滋養が高いピータンとお米の組み合わせ、胃腸にも優しく、おもてなしの締めにもいつも喜ばれています。
【材料】(2人分)
ピータン……2個
干し生姜……5~6枚
米……1/2カップ
塩……小さじ1/2
ごま油……小さじ1
おろし生姜、パクチー……適量
【作り方】
1、米を洗って鍋に入れ、殻をむいたピータン1個と塩、ごま油を入れる。ピータンを潰しながら、米とよく馴染ませる。残りのピータンは刻んでおく。
2、1に干し生姜と水4カップ(分量外)を注ぎ、フタをして弱火で20分ほど炊く。刻んだピータンをさっくり混ぜて器に盛り、好みの量のおろし生姜やパクチーを添える。
『つくね入りジンジャーパンプキン』
本誌掲載のジンジャーパンプキンの応用版です。ほっくりして甘みのあるかぼちゃと、風味豊かな生姜は相性抜群。カロチンが豊富なかぼちゃは、粘膜を強くするので風邪予防に。鶏肉のつくねでたんぱく質もたっぷりだから、美肌作りにもおすすめです。オリーブオイルを加えるとカロチンの吸収がアップするのでお好みで。
【材料】(2人分)
かぼちゃ …… 350g
干し生姜 …… 5~6枚
きび砂糖・粗塩 …… 各ふたつまみ
A/鶏ひき肉……180g
A/塩、胡椒、片栗粉……各小さじ1
1、Aを粘りが出るまで混ぜ、丸めてつくねにする。2カップの湯(分量外)で茹でる。
2、かぼちゃは皮ごと大きめに切り、あれば厚手の鍋に入れる。砂糖と塩、生姜を和えて15分置く。
3、2に、1の茹で汁大さじ3を振ってフタをし、中弱火で柔らかくなるまで5〜7分ほど蒸し煮にする。茹でたつくねを入れる。好みでクコなどを散らしても。
『焦がしねぎと梅うどん』
ジュッと焦がしたねぎと醤油の香ばしい香りが食欲をそそるうどん。梅干しは加熱すると体を温める効果が生まれ、種ごと加えると旨みも出ます。少し疲労を感じたときなどにもおすすめ。梅とねぎ、卵のトリプル効果で疲労を穏やかに回復してくれます。シンプルでホッとする優しい味わいで、寒い日や小腹が空いたときのおしのぎなどにも◎。
【材料】(2人分)
長ねぎ……1本
梅干し(大)……2個
米油……大さじ1
醤油……大さじ1と1/2
出汁……4カップ
うどん……2玉
卵……2個
【作り方】
1、長ねぎは2cmの斜め切りにし、梅干しは手で千切る。
2、鍋に米油とねぎを入れ、透明感が出るまで炒める。醤油をジュッと加え香りが出たら、出汁と、梅干しを種ごと加える。煮立ったらうどんを加え、卵を割り入れ好みの加減に火を通す。
教えてくれたのは……
井澤由美子さん
料理家・国際中医薬膳師・国際中医師。体が本来持ち合わせる力を、中医学・薬膳の考え方で引き出す料理を提案。作り手に負担がない、再現しやすいレシピにファン多数。近著は『まいにち食薬養生帖 365日の食が心とからだの薬になる』(リトル・モア)。
公式サイトはコチラ
撮影/木村 拓 スタイリング/中里真理子
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この記事を書いた人
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