バレンタインにピッタリ！ チョコレートが食べたくなる映画＆番組3選

『ノッティングヒルの洋菓子店』© FEMME FILMS 2019



2月14日はバレンタインデー。そこで今回は、チョコレートが印象的な映像作品を3作ご紹介します。思わず食べたくなるチョコスイーツが出てくる映画もあれば、「これもチョコでできているの？」と驚くグルメ番組も。その多彩な魅力を味わって！

シェフ採用の決め手となったスイーツは……
『ノッティングヒルの洋菓子店』（2019年）

© FEMME FILMS 2019

舞台はロンドン、ノッティングヒル。パティシエのサラと親友のイザベラ（シェリー・コン）は2人で店をオープンすることにしましたが、開店直前にサラが急死。失意と悲しみのなか、イザベラとサラの娘クラリッサ（シャノン・ターベット）は、絶縁していたサラの母ミミ（セリア・イムニー）を巻き込んで開店に向けて動き出します。

そんななか、パティシエに応募してきたのは、有名レストランのシェフであるマシュー（ルパート・ペンリー＝ジョーンズ）。20年前にサラの恋人だったマシューをイザベラは拒否しますが、マシューは腕を示すためにお菓子を作ってみせます。まずはローズのマカロンにライチのクリームを挟んだ「イスパハン」、続いてチョコレートコーティングが艶やかな「オレンジヴァローナ・チョコレートムース」。イザベラ、クラリッサ、ミミの3人はこのチョコレートムースを一口食べて「おいしい！」と絶賛、パティシエとして迎え入れます。

© FEMME FILMS 2019

いざ開店したものの、急に繁盛するわけはありません。そこでミミは、ロンドンに集まる多国籍な人々が求める郷土菓子を作ろうと提案します。この世界各国の素朴な焼き菓子もまたおいしそう！ それぞれの思いを抱えながら奮闘する４人ですが、今は亡き大切な人の夢を叶えることができるのでしょうか。

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板チョコ１枚から始まる摩訶不思議なアドベンチャー
『チャーリーとチョコレート工場』（2005年）

© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

貧しいながらも温かい家庭で育った少年チャーリーは、世界中で大人気のウォンカの板チョコに5枚だけ封入された金のチケットを手にします。幸運な5人の子どもと保護者たちは、チケット特典として工場主のウィリー・ウォンカにチョコレート工場に招待されますが、そこで驚くべき光景を目にします。広大な庭のような場所には、チョコレートの川が流れているのです。しかし、常にチョコレートを食べている太った少年がその川に落ちてしまい……。

© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

1964年にロアルド・ダールが発表した児童文学を、ティム・バートン監督で映画化。ウィリー・ウォンカを演じるのは、ジョニー・デップ。ポップで奇妙で恐ろしくもある物語なのですが、たった1枚の板チョコを祖父母4人と両親に分けてあげるチャーリーの優しい心に救われます。

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食べられる芸術品に挑むショコラティエの熱意
『チョコレート・アカデミー』（2021年）

Netflixシリーズ『チョコレート・アカデミー』独占配信中

著名なショコラティエのアモーリ・ギションの指導のもと、8人のプロの職人たちがチョコレート作りの極意を学び、最優秀者の座を競うネットフリックスの番組。

Netflixシリーズ『チョコレート・アカデミー』独占配信中

第1話の冒頭でアモーリが生徒たちに披露したのが、えんぴつ型のレモンパイ。芯が黒いココアパウダーでできていて、実際に字を書いてみせるのです。とにかく見た目の精巧さにこだわり、創造力、技術、もちろん味や食感、艶などを厳しく審査するアモーリに、職人たちもタジタジ。とはいえ、エピソードごとに与えられる課題に彼らは全力で取り組み、アモーリから多くを吸収し、腕をあげていきます。
そして、この課題がまた高度で、繊細な花を作る、というくらいならまだ想像がつきますが、チョコレートで風車や恐竜を作ったり、あめで透明なシュガードームを作ったりと、もはやお菓子とは思えないほど。大量のチョコレートを固めたものを彫ったり色付けしたり磨いたりと、まるでアーティストが彫刻を造っているのを見ているかのようです。

Netflixシリーズ『チョコレート・アカデミー』独占配信中

最終話（8話）では、トップに選ばれた2人が勝者をかけて戦います。お題は「先史時代」で、他の参加者とチームを組んで巨大なオブジェを作り上げていきます。参加者8人のライバル心やチームワーク、ハプニング時の対応なども見どころです。

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構成・文／中山恵子　

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