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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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「省スペース」をいかした50代からの居場所作り【理想のリフォーム】

50代、理想のリフォームは居場所作り 「省スペースでも自分の楽園」 編

ライフスタイルが変わる50代は、リフォームに最適なタイミング。
これからの暮らしを心地よくするための、空間づくりのコツを人気建築家の水越美枝子さんに教わりました。

教えてくれたのは・・・
一級建築士
水越美枝子さん
暮らしに寄り添い、根本から収納を見直すリフォームが人気。
著書『一生、片づく家になる!』他多数。


自分だけの城を持つことで趣味の時間も楽しめる

これまで家族優先だった暮らしから、50代では〝自分を大切にする住まい〟に。
そのためには、自分だけの場所があることが大切です。

「どれだけ仲の良い夫婦でも、ひとりでくつろげる場所を持つことで、気持ちがほっとするもの。これからシニアに向けて、ふたりで過ごす時間が増えてくるからこそ、夫婦がほどよい距離感を保てるような空間づくりを考えましょう」

ダイニングテーブルが妻の居場所となっている家もありますが、食事のたびに片付けるのは面倒。

「せっかくリフォームするのなら、小さくても自分だけのスペースを作るべき。個室を設けられるほど余裕がない場合は、キッチンの隣に造り付けのカウンターやデスクを設ければ、家事の合間に作業をしたり、ひと息つくことができます(CASE1 参照)」

50代からは新しい趣味を始めたい、好きなことに没頭したい、という人にとっても、専用のスペースは大きな味方になります。
「趣味のものをしまえる収納スペースもあわせて作っておくと見た目もすっきりし、片付けもスムーズに」


CASE1
キッチンの隣に妻の指定席を

K邸

家族構成:夫婦二人(ご主人60代、奥さま60代)
住宅形態:1戸建て(3階)

暮らしの変化を見据えて これからのリフォームはこう考える

動線を考えたスペース作り

キッチンの隣に造り付けのデスクを設置。
キッチンの横に設けて動線を一直線にすることで、行き来しやすくなるのがメリットです。
すっきり保てるよう、本や書類を収納できる吊り戸棚を設けているのもポイント。

50代、理想のリフォームは居場所作り 「省スペースでも自分の楽園」 編

子ども部屋は夫の書斎に

子どもの独立によって空いた部屋を活用し、書斎にリフォーム。
「大量の本もしまえるよう壁付けの棚を設け、部屋の中心に大きな机を設置しています」。
窓からは自然光をふんだんに取り込み、心地よく過ごせるように工夫。


CASE2
寝室の奥に書斎を

F邸

家族構成:夫婦二人(ご主人70代、奥さま70代)
住宅形態:マンション

コンパクトな空間でも書斎は作れる

空いた個室を2つに仕切り、夫婦それぞれの空間に。片方は本棚と机を入れて、落ち着けるコンパクトな書斎にしています。

もともとは壁で塞がれていた寝室との間に扉を設けて、寝室から直接行き来できるようにしたことで、使いやすさもアップ。


撮影/Kayo Nagano 文/工藤花衣 間取り図/GEO 画像提供/アトリエサラ

大人のおしゃれ手帖2023年3月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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