【50代の眉メイク】3アイテムで作る、簡単美眉レッスン
年を重ねるごとに薄く、貧弱になっていく眉ですが、きちんと描くことで目鼻立ちはくっきり、顔もイキイキして見えます。
ノーマスクの日常が見えてきた今、改めて素敵な眉の描き方をおさらいしましょう。
教えてくれたのは・・・
ヘア&メイクアップアーティスト
レイナさん
メイクアップサロン「Crystalline」主宰。延べ1万人以上にメイクを施してきた経験に基づいた、すぐ役に立つテクニック、解説に定評あり。著書に『眉の本』(光文社刊)ほか。
眉をきちんと描くだけで顔立ちも心も明るくなる
顔がなんだか寂しげ、老けて見える……と感じたら、ベースメイクより何より先に、眉をきちんと描くことに着手してほしい、とレイナさん。
「眉って、生命力のバロメーターだと思うんです。髪と同様、薄く、細くなると年齢を感じさせますし、逆にフサフサに描いてあげると、エネルギーを感じて若々しく見えます。
でも、眉メイクに苦手意識を持っている人は本当に多い。
上手に描くためには、適切な太さや長さ、眉山や眉尻の位置など、基本の仕組みを知っておくことが必要で、これに則るだけで好バランスになります。
テクニック的なことは繰り返すことで感覚をつかんでいくので、焦らないで大丈夫です。
眉は、作り方次第でパーソナリティさえも変わって見える重要なパーツ。流行りに踊らされすぎず、自分に似合ってしっくりくる眉の形、描き方を習得していってくださいね」
眉メイクに必要な3種の神器
1. パウダー 2. ブラシ 3. ペンシル
〈パウダー〉
計算された組み合わせの濃淡3色が、ナチュラルな立体眉を演出。
ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-4 ¥1,210(編集部調べ)/カネボウ化粧品
〈ブラシ〉
幅と厚み、コシが絶妙な天然毛製。細くも太くも自在に描ける。熊野筆 アイブロウブラシ1WM-BR08 ¥4,180/アルティザン・アンド・アーティスト
〈ペンシル〉
適度な柔らかさの極細芯で、自眉のように自然に1本1本描ける。石けんで落とせる。
ナチュラグラッセ アイブロウペンシル 02 ¥3,080/ネイチャーズウェイ
大人の眉・基本の描き方
基本になる3種のツールを揃え、目指す形の設計図を心得ておけば簡単に眉メイクを攻略できます。
眉の設計図をイメージしよう!
眉メイクだけで印象がこれだけ変わります!
眉がくっきりするだけでなく毛並みもよく見え、目と眉の間が近づくことで同時に目力もアップ。
顔立ち全体のメリハリも高まる。
Before
After
眉メイクレッスンスタート!
1工程ずつ両目交互に作っていくことが、左右差をなくすコツです!
1. ガイドになる3点を打つ
基本の設計図に倣い、スタート地点、眉尻の終点、眉山の頂点にペンシルで点を打っておく。
左右は無理に合わせようとせず、不自然にならない程度のバランスで。
【POINT】ペンシルは、柄の中央より後ろを持ってギュッと握らないように!
2. ペンシルで輪郭を整える
ペンシルを使い、まずはスタート地点から眉尻へ、次に眉山から眉尻へと点をつないでアウトラインを描く。
一気に線を引かず、短い線をつなげる感じで軽く描いて。
【POINT】あごを上げて鏡をのぞき込むようにすると、眉下が見えやすい!
3. パウダーで間を埋めていく
パウダーの濃い2色を眉ブラシに取り、始点から眉尻①②、眉山から眉尻③④をなぞってから、眉中、眉上へと埋めていく⑤⑥。
⑤⑥は眉尻側から(A〜Fの順に)描く。
【POINT】濃い2色を混ぜるときは、ブラシをツンツンとつつくように!
4. 淡い色で眉頭と全体をぼかす
いちばん淡い色を、柔らかく色がのる付属の毛先が丸いブラシに取る。それを眉全体にフワッと軽くのせてから、眉頭は上に向かってブラシを動かしてぼかしていく。
5. すき間をペンシルで描き足す
鏡から20㎝以上離れて眉の状態を確認し、毛のすき間の穴になっている部分、薄い部分にペンシルで描き足す。
線で攻めず、ツンツンとつつくようにして軽く埋める。
6. 眉上のラインをなじませる
眉の上をスクリューブラシでひとなでし、描いた部分と毛をなじませる。
これで眉の下が濃く、上に向かってぼけていくグラデーションになり、自然な立体感が生まれる。
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