【連載】桐島かれんさん BloomingLife 〜水栽培の植物を楽しむ〜
カラフルな花だけでなく、愛らしいフォルムでも私たちの目を楽しませてくれる、ヒヤシンスやクロッカスなどの球根植物。
土を使わない水栽培なら、初心者でも手軽にトライできます。
手持ちのグラスも使いながら、形を活かしたディスプレイを楽しんで
あふれる生命の息吹。球根ごと愛でる水栽培の魅力
甘やかな香りと鮮やかな色で、新たな季節の訪れを知らせてくれるのが、チューリップにヒヤシンス、ムスカリ、クロッカスといった球根植物。
もちろん庭に植えるのもいいけれど、球根ならではの愛らしい姿を楽しむなら、水で育てる水栽培がおすすめです。
今は受け皿の付いた専用の容器が出ていますし、手持ちのワイングラスやフラワーベース、空きびんを使うのも手。
球根のフォルムを活かして、根まで全体が見えるように飾ってあげるといいでしょう。
成長するにつれて、根がどんどん伸びていく様子は、植物の力強い息吹を感じさせてくれます。
咲き終わった後の球根は茎をカットし、乾かしてから日の当たらない涼しい場所で保管を。
次のシーズンが来たら、庭や鉢に植え替えれば、またきれいな花を楽しめるものもあります。
観葉植物も、長く伸びすぎてカットした枝や、折れてしまった茎をグラスに入れ、「水挿し」で育てるのも楽しいもの。
数週間で根が出てくるので、それまではキッチンまわりに飾っておき、育っていくさまを観察しています。
球根でも水挿しでも、いずれも大切なのはお水をこまめに替えてあげること。
水替えさえ気をつければ、気軽に室内でも楽しむことができます。
ちなみに、私が今、夢中になっているのが、海外で普及しつつある「半水耕栽培」。
土の代わりに、粘土を焼いて作った「ハイドロボール」と養分を入れた水で育てる方法で、家が汚れず、虫がつきにくいのがメリットです。
何より、1カ月近く水やりをしなくていいので、植物を育てつつ旅行もできるということ!
まだ始めたばかりで試行錯誤している最中ですが、「半水耕栽培」の可能性に手応えを感じているところです。
水栽培向けのポットやワイングラスに飾っても素敵
観葉植物は、手間いらずの「ハイドロボール」に移行中
SHOPLIST
キントー カスタマーセンター 0120-34-7830
ハウス オブ ロータス 二子玉川店 03-6431-0917
〈かれんさん着用〉
トップ写真:コットンボイルピンタックワンピース¥35,200/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
写真4枚目:C'est joli Tシャツ¥9,900、コットンビスコースブレンドスカート¥38,500/ハウス オブ ロータス 二子玉川店
撮影/平岡尚子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2023年5月号より抜粋
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