住まい方を見直す、”暮らし替え”
〜髙橋百合子さんの場合〜
年を重ねれば家族の形や仕事の仕方は変わるもの。
そんな次のステージに向けて住まい方を見直されたおふたりの、自分らしい幸せな暮らし方の一端を見せていただきました。
今回見せていただいたのは・・・
イーオクト代表
髙橋百合子さん
新聞社勤務を経て1983年に会社を設立し、広告企画制作や展示会プロデュースなどを手がける。2000年代よりサスティナブル製品の販売を開始し、2011年にイーオクトを設立。現在はサスティナブルな社会の実現に向けて多くの事業を展開。
この場所に決めた! という直感が引き寄せた
自然と人のぬくもりに抱かれた暮らし
都心のマンションから葉山へと居を移した髙橋百合子さん。
もともとは行ったり来たりするつもりで探した場所だと言います。
「地価は高いし、山の中だし……と、私が迷っていたら、夫が珍しく『僕はここに決めたよ』と」ご主人は建築家の鈴木エドワードさん。
設計ももちろん、鈴木さんによるものです。
ところが、工務店に引き渡す直前に急逝。
「一年間は何も考えられなくて。でも彼の最後の設計だし、ふたりで暮らすための家でしたので、やはり建てるしかないと心に決めました」
完成した家は眺望を取り込むように海に向かって開かれたシンプルな平屋。
「リビングの窓の角度や中庭など図面では『なんで?』と感じた点も、住んでみてそのさり気ない心地よさ、心配りに気づかされました。夫が思い描いた景色に包まれて、毎日『ありがとう』と声にしています」。
ドイツ製の木製サッシを使った大きなガラス窓は角度がつけられ、巧みに景色を取り込む。「今日は雨で富士山も海も見えないけど、山が煙って雨の日にここで過ごすのも好き」
家いちばんの眺めを望む場所は、やはり寝室に
「夫は絵を描くのが好きだったので、最初はここをアトリエにと考えたのですが、彼はやはり寝室にすると。毎朝目覚めるとグレーとピンクとブルーがふわっと混じり合った色に空が染まった光景が一面に広がり、まるで夢のよう。この瞬間の幸せを贈ってくれたんだなーと感謝の日々です」
寝室から続くバスルームも美しく機能的。
どこからでも目に入る 家のシンボルツリー
キッチンと廊下の間に設けられた中庭には山法師の木が植えられ、初夏には白い花、秋には赤い実が目を楽しませる。
「こんなに自然に囲まれた場所で、なぜ中庭?と図面では思いましたが、夜もフワッと明るくて、今ではあってよかったと実感しています」
書斎、ゲストルーム、寝室と、一直線に部屋が配されたシンプルな動線で、廊下からもデッキからも行き来可能。
「庭はこれからゆっくりと楽しみながら手をかけていこうと計画中です」
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