初期段階で気づきにくい「卵巣がん」の対策
早期発見が期待される「経腟超音波(経腟エコー)検査」
卵巣がんの早期発見に有用とされているのが「経腟超音波(経腟エコー)検査」です。
「経腟超音波(経腟エコー)検査」とは、内診台に座り、膣に細長い機器を入れて子宮や卵巣の状態を詳しく確認するもので、数分あれば終わる容易な検査です。
子宮がん検診では内診と子宮頸部の細胞検査のみを行うことが多く、子宮頸がん以外の子宮や卵巣の病気は見落としてしまう場合があります。子宮がん検診の際に「経腟超音波(経腟エコー)検査」も受けることで、卵巣がんや卵巣のう腫、子宮内膜症など、女性に多い病気を見つけやすくなります。
「経腟超音波(経腟エコー)検査」は婦人科の基本的な検査です。子宮や卵巣の病気を早期に発見するために、定期的に子宮がん検診と合わせて「経腟超音波(経腟エコー)検査」を受けてはいかがでしょうか。
この記事の監修者
つづきレディスクリニック 院長吉岡範人
1978年生まれ。千葉県出身。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間にわたりカナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学へ留学。がんの研究に従事。2019年に事業を引き継ぐ形でつづきレディスクリニックの院長に就任。産婦人科医療と既存の事柄をかけ合わせることにより、新たな産婦人科医療を生み出しており、産婦人科領域における医療脱毛や訪問診療など新たな分野に挑戦している。また女性の働き方改善や待遇改善にも注視しており、サービスの良いホテルやレストランへの研修など医療界における持続可能な待遇改善にも注力している。
Website:https://www.tsuzuki-ladys.com/
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