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大人のおしゃれ手帖 10月号

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大人のおしゃれ手帖
2022年10月号

2022年9月7日(水)発売
特別価格:1120円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

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乳がんは身近な病気
セルフチェックと検診で早期発見を

乳がん

日本人女性の約9人に一人がかかるといわれている乳がん。
乳がんは日頃のセルフチェックと定期的な検診で早期に発見し、適切な治療をすれば治癒が可能な病気です。
女性にとって身近な病気である乳がんの基礎知識をまとめました。

女性に多い乳がん

「国立がん研究センター がん情報サービス」によると、女性のがん罹患数(2019年)の第一位は「乳がん」です。
一方、女性のがん死亡数(2020年)では、乳がんは第4位となっています。
乳がんは早期発見・早期治療で治癒が望める病気です。
※罹患数とは、一定の期間に新たにがんと診断された数のこと

乳がんは特に40代後半から60代の女性に多く見られます。まれにですが、男性が乳がんにかかることもあります。

データ参照元:国立がん研究センター がん情報サービス

乳がんになりやすい人・症状

乳がん乳がんの原因として考えられることや、乳がんの症状を解説します。

乳がんのリスク要因

乳がんは、遺伝の他、女性ホルモンのエストロゲンや、食生活などが関与していることが知られています。
乳がんにかかった血縁者がいる、初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、初産年齢が高い、出産・授乳経験がない、肥満、過度な飲酒の習慣がある、喫煙の習慣がある、などの人は、乳がんになりやすいとされています。

乳がんの予防には、まずは栄養バランスのよい食事と適度な運動で健康的な生活を心がけましょう。
お酒はたしなむ程度にして、喫煙の習慣がある人は禁煙も大切です。

乳がんの症状

乳がんの症状でよく見られるのは、乳房のしこりです。
ほかに、乳房にえくぼやただれがある、乳房の形に左右の違いがある、乳頭から分泌物が出るなどの症状があります。
日頃からセルフチェックをして、気になる症状があれば医療機関を受診しましょう。
また、40歳を過ぎたら定期的に乳がん検診を受けることをおすすめします。

痛くない! 無痛MRI乳がん検診とは?

乳がん一般的な乳がん検診で行うマンモグラフィ検査は、素肌になり、乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んで撮影するものです。
乳房が圧迫されることで痛みを感じる人がいるほか、胸を見られることに恥ずかしさを感じる人もいます。
痛みや恥ずかしさから、乳がん検診をためらってしまう人もいるようです。

そのような人に注目されているのが、「無痛MRI乳がん検診」です。無痛MRI乳がん検診では、検査着やTシャツを着たまま、乳房の部分に穴が開いた寝台に横になり、MRI検査を受けます。
痛みは全くなく、胸を見られることもありません。また、被ばくの心配がない、がんの発見率が高いなどのメリットもあります。
無痛MRI乳がん検診は、全国30か所以上の病院や健診センターで実施されています。

参考サイト:ドゥイブス・サーチ 無痛MRI乳がん検診

乳がんの検査と治療法

乳がん乳がんの検査方法や治療方法について解説します。

乳がんの検査

一般的な検査では、視診と触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)検査を行います。
乳がんの可能性があれば、病変の細胞や組織を採取して病理検査を行い、診断を確定します。
乳がんが見つかったら、進行度や転移を調べるためにCT検査やMRI検査などを行います。

乳がんの治療

乳がんの主な治療方法は、手術、放射線治療、薬物療法です。
基本は手術となります。
手術は主に「乳房部分切除術(乳房温存手術)」と「乳房全切除術」があります。
どのような治療を行うかは、がんのステージを基本に、本人の希望なども含め、医師と相談して選択します。

「国立がん研究センター がん情報サービス」によると、女性における乳がんの5年相対生存率(2009年~2011年)は92.3%です。
医療の進歩により、乳がんは早く見つけて治療すれば治る病気となっています。
ただし、乳がんの発見や治療が遅れると生存率は下がってしまうため、早く見つけて治療することが重要です。

データ参照元:国立がん研究センター がん情報サービス

乳房再建について

乳がん治療で乳房を切除すると、精神的な苦痛や日常生活の不便を感じる人も多くいます。
乳がんで失った乳房を可能な限り取り戻す手術を乳房再建術といいます。

乳房再建の方法には、自家組織(自分の体の一部)を用いて再建する方法と、人工乳房(インプラント)で再建する方法があります。
手術の時期は、乳がんの切除術と同時に行う一次再建と、切除術後しばらく空けて行う二次再建があります。
乳房再建を検討したい場合は、手術前に担当医に相談しましょう。

(まとめ)
乳がんは女性に多いがんです。乳がん治療は進歩していますが、完治のためには早期発見・早期治療が大切です。
セルフチェックと定期的な乳がん検診の受診で自分の体を守りましょう。


監修
新見正則医院 院長
新見正則

オックスフォード大学医学博士(DPhil)
外科専門医・指導医/消化器外科専門医・指導医/漢方専門医・指導医など
慶応義塾大学医学部卒業、オックスフォード大学医学部博士課程(免疫学)終了。2013年ハーバード大学でイグノーベル医学賞受賞、モダン・カンポウの啓発者。「外科医×免疫学者×漢方医」としてレアな存在で活躍中。
新見正則医院では世界初の抗がんエビデンス(乳がんを含む)を獲得した生薬「フアイア」を使用している。

構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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