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2024年12月6日(金)発売
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【林 遣都さん】インタビュー「悩みや苦しみがあるからこそ、幸せを感じられる」

大人のおしゃれ手帖編集部

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「舞台は修行の場」と話し、ほぼ年1回のペースで舞台に出演している林遣都さん。この春上演される『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』では、初舞台以来、約8年ぶりに演出家・倉持裕さんの作品に参加することに。俳優として着実に成長を遂げてきた林さんの軸となっているものは何か。俳優としての現在地に迫りました。

舞台は、ものごとの本質を見る力を養う場所

初舞台となった、2016年の「家族の基礎〜大道寺家の人々〜」以降、ほぼ年1回のペースで舞台に立ち続けている林遣都さんですが、「この8年間、『今日はできたな』と思えることはほとんどない。舞台をやるには、まだまだ修行中の身だと思っています」ときっぱり。同時に、舞台でしかない醍醐味や喜びも、作品のたびに実感しているそう。

「演じる側も見る側も、見えないものを一緒に想像して、空間を共有できる。そういう意味で、舞台はすごく特別な場所のような気がして。表面的なものじゃなくて、ものごとの本質を見る力を養う場だと思っています」

舞台へ出演するモチベーションのひとつとなっているのが『家族の基礎〜大道寺家の人々〜』の際に、演出家の倉持裕さんにかけられた言葉でした。

「最初の稽古のときに、名指しで言われたんです。『今まで映像でやってきたことと同じようにやっても伝わらないし、通用しないからね』って。当時の僕は20代半ばでしたけど、そうした厳しい言葉をかけていただく機会は久しぶりで。悔しさもあったけど、この舞台は自分にとって、成長できる時間になるんじゃないか……とワクワクしたんです。その倉持さんの言葉は、今でも僕の中に刻まれています。演劇をやっていきたい、やっていかなければ、と思えたのは、間違いなく最初が倉持さんだったからだと思っています」

自身のキャリアにとって、大きな存在である倉持さんと、再びタッグを組むことになったのが、この春から始まる舞台『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』。初舞台のときから比べて、「この数年で自分がどう変わったのか、どう成長したのかを見せたい。また叩きのめされるかもしれないですけどね」と話します。

「ちょうど今朝、『家族の基礎』ってどんな話だったかな? と思って、あらすじや観に来てくれた方の感想を読み返したんです。当時の僕は初舞台ということもあって、自分の役やお芝居にいっぱいいっぱいだったんですよね。もちろん、そのときはそのときで感動していただろうけど、この作品のすごさや面白さを十分にわかっていなかったと思うし、素晴らしいセットや音楽に目を向ける余裕もなかった。読み返して、『今すぐもう一回やりたい』と思うくらいすごい作品だったんだな、とあらためて感じました」

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