洗濯のプロ直伝! 衣類の汗はホームケアですっきり
洗濯したはずの洋服やシーツが何だかにおう……。
洗濯アドバイザーの中村祐一さんに、汗が気になる時期の洗濯の方法について伺いました。
汗をかいた衣類はとにかくできるだけ早く洗う
汗をかいた衣類は、とにかくできるだけ早く洗うことが重要。
汗はついてすぐであれば簡単に落ちますが、時間がたつにつれてどんどん落ちにくくなります。
基本的な洗い方
洗濯方法は、30℃ぐらいのぬるま湯におしゃれ着用中性洗剤を表示の分量入れた洗剤液を作ります。
衣類を水中にゆっくり沈めたまま、5〜10 分ほどつけおきした後、30℃ぐらいのきれいなぬるま湯ですすぎます。
洗った後の”すすぎ”がコツ!
衣類をぬるま湯の中にやさしく押して沈め、そのあとやさしく浮かせます。
洗剤液を衣類の繊維の間に通すイメージで行います。
これを10〜15回ほど繰り返します。
バスタオルを使って干す裏ワザ!
麻や綿など、シワになりやすい素材は軽く水をきり、そのまま広げたバスタオルの下半分におき、上からもう半分をかけて挟みます。
手のひらで軽く押して、水気をとります。
その後、ハンガーにかけ、縮みやすい、脇などの縫い目部分を軽く引っぱってのばし、陰干しします。
汗によるやっかいな黄ばみ汚れ
ソファーなどについた汗のニオイを防ぐ・除去するには?
ファブリックの素材なら、市販の消臭スプレーが効果的ですが、革のソファーなどデリケートな素材を扱う場合は、説明書をよく読み、適しているかどうかよく確認をしましょう。
すすぎができないソファーなどの場合は、まず洗剤を薄めたもので拭きます。
その後水を霧吹きなどで吹き付け、ペット用シーツで水分を拭き取るとよいでしょう。
こうすることで、ニオイも汚れも落とすことができます。
教えてくれたのは……
洗濯アドバイザー
中村祐一さん
クリーニング師。
“洗濯王子”の愛称で親しまれ、知っているようで知らない洗濯のコツをわかりやすく伝えるパイオニア的存在。
photograph: Yumi Furuya〈SORANE〉 text: Madoka Natsume
大人のおしゃれ手帖2015年6月号より
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