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大人のおしゃれ手帖 1月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年1月号

2024年12月6日(金)発売
特別価格:1420円(税込)
表紙の人:原田知世さん

2025年1月号

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優恵のおしゃれは心意気 Vol.4
「足取り軽やかにツッタカタッタッタァ」

優恵

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「おしゃれは足元から」と言いますが、50歳を過ぎてからはどのような靴を履いていればおしゃれなのかしらと考えます。パンプスを履く機会もとんと無くなりました。そしてわたしは、ほぼ毎日スニーカーを履いて出掛けます。スニーカーは歩きやすさが1番ですが、おしゃれも忘れたくはありません。
数年前のある日、親しい友に「SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)」というブランドを教えてもらいました。友は、出張に「SPINGLE MOVE」のサイドゴアのショートブーツを履いて行くと疲れない、という話をしてくれました。「へぇ、数日続けてたくさん歩いても疲れないなんて、それは素敵なブーツに違いない」そう思ったわたしは、さっそく直営店を訪ねました。何足も試しに履かせていただき、友の薦めのブーツではないけれど、これはと思ったのがカンガルーレザーのスニーカーです。

「ゆったりと靴の中の自由を確かめます」

スニーカーの場合、紐をきちんと結べば問題無いのでゆったりとしたサイズを選びます。長い時間歩きつめても、夕方になって足がむくんでも苦しくないように、足の指が自由に動くように。2泊3日の旅行などには雨さえ降らなければこの1足で大丈夫です。
先日、長年履き慣れたブーツで出掛けていたのですが、歩いている時に突然片足の底が外れるという不運に見舞われました。友と通りすがりの靴屋さんに駆け込みです。偶然にも「SPINGLE MOVE」を扱っているお店で、しかもお手頃価格になっていました。すでに愛用していたカンガルーレザーのサイドゴアは少々くたびれてきていて、そろそろ買い換えようかと考えていたところ、目の前に現れた新品のスニーカー。すぐに底の外れたブーツを脱ぎ、新品のスニーカーを履いて帰ることにしました。更に、一緒に店内を見ていた友にわたしはこのスニーカーの履きやすさについて熱く語り、友はきちんと試し履きをしてわたしよりも先にお会計を済ませていたことを、忘れずに書き添えなければなりません。かくして、わたしのカンガルーレザーのサイドゴアは2足目になりました。

「雨の日の朝には水溜りをひょいっと」

一昨年、レインシューズが大好きなわたしは「SPINGLE MOVE」のオールウェザーラバーブーツを購入しました。コーディネートがしやすい配色で雨の日に大変便利な1足です。少し大きいのでしっかりとした中敷を入れています。手で持つと重たいかなと思うのですが、不思議なことに履いているとその重さの負担を感じずに雨の中を歩いていることに気づきます。そして滑りません。これは重要です。このラバーブーツのおかげで、雨の日の朝の水溜りもなんのその、元気に仕事に向かうことができています。

「グレーのスニーカーは何足あっても良いと思っています」

キャンバス生地のスニーカーも履いてみたいと購入したコンビカラーのハイカットは、グレーの色の加減がとても気に入っています。バイオウォッシュという酵素を使った洗い加工が施されているのでキャンバス生地が柔らかくなっているのだそうです。汚さないようにと気をつけて履いていますが、仕舞い込むよりもたくさん履いた方が良いよね、とわかっています。どうも、気に入っているものを大事にしすぎる傾向があるので、どんどん履いてわたしの日々に活躍してもらおうと思います。お気に入りのスニーカーを履いて、足取りも軽くツッタカタッタッタァです。

2024年、「SPINGLE MOVE」はブランド名を改めて「SPINGLE」になったのだそうです。「SPINGLE MOVE」とその名前を呼ぶのが好きでした。今は新生「SPINGLE」になった次の1足を選ぶ日が楽しみになりました。

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この記事を書いた人(写真・文)

モデル、俳優優恵

今年はモデルデビュー40周年。本誌でもおなじみ、おしゃれと旅とおいしいものをこよなく愛する。『mc Sister』で人気を博し、俳優としても映画、舞台などで活躍。近年の出演作に『秘密のフレグランス』(2021)ほか。

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Instagram:@yue_y_u_e_yue

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