じめじめ気分を吹き飛ばす、笑えるバディ映画3選
『テッド』© 2012 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED
雨が多くて蒸し暑いこんな季節におすすめなのが、笑えてスカッとするコメディ系バディ映画。男同士コンビが繰り広げる冒険やおバカな日常を見て笑いながらも、コンビ愛にほっこり。今回は、キアヌ・リーヴス、マーク・ウォルバーグ、ライアン・ゴズリングといった人気俳優の主演作をピックアップ。
目次
29年ぶりに復活! 中年オヤジたちのゆるくてロックなコメディ
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』
大人のおしゃれ手帖の読者世代なら、1990年代初頭に『マイ・プライベート・アイダホ』などの作品で日本でも人気となったキアヌ・リーヴスの若かりし頃を覚えているのではないでしょうか。
同時期にキアヌが出演していた作品に、ロックスターを夢見る能天気な高校生コンビを描いた『ビルとテッドの大冒険』(89年)と『ビルとテッドの地獄旅行』(91年)があります。
❝伝説のおバカ映画❞として知られるコメディですが、なんと2020年に29年ぶりの続編『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』が公開されたのです。
続編では、すっかり中年オヤジになったビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーヴス)が、かつての予言「ビルとテッドの音楽が将来、地球を救う」を実現するために、彼らの娘たちと共に時空を駆け巡る冒険が描かれます。
ビルとテッドの仲良しぶりが伝わるのは、「俺(I)」ではなく「俺たち(We)」を主語にして話すところ。
そのために夫婦の関係が微妙になり、セラピーを受ける始末。
また、あるときはマッチョな姿で服役していたり、あるときは老人施設で同部屋にいたりと、どの時空でも一緒にいるところに強い絆を感じます。
見た目は老けても、中身は少年のまま。そんなところに癒やされ、ノスタルジーに浸れます。
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』
2020年製作
Blu-ray ¥5,280/DVD ¥4,180
発売元・販売元:TCエンタテインメント
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。