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2024年12月号

2024年11月7日(木)発売
特別価格:1650円(税込)
表紙の人:天海祐希さん

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【橋口亮輔監督×江口のりこさん】傷だらけになった大人がお母さんに守られていた頃の”無垢”に気づいてもらえたら/映画『お母さんが一緒』インタビュー

大人のおしゃれ手帖編集部

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シーンもセリフも多いし大変だったけど、芝居がすごく好きな方たちと芝居ができて、楽しかったです(江口さん)

外を見る江口のりこさん。

―撮影は、山梨県の石和温泉で行われました。もちろん、ゆっくりする時間はなかったけれど、三姉妹の次女で仕事も男性関係もルーズな愛美役の内田慈さん、姉たちを冷ややかな目で見ている三女・清美役の古川琴音さん。そして、清美の恋人タカヒロ役のネルソンズの青山フォール勝ちさんら共演者とは、大変な撮影をともに乗り越えつつ、良い関係性が築けたと江口さん。

江口 温泉にゆっくり入ったりなんてことはなかったですね(笑)。シーンも多いし、セリフも多いし、大変でした。琴音ちゃんも慈ちゃんも芝居がすごく好きな方たちだから、一緒に芝居をしていてもすごく楽しかったですし、芝居以外の時間もくだらない話をして楽しかったです。お2人が共演者でよかったなってすごく思っています。でも、ずっと三姉妹で一緒にいて、同じ部屋でずっとやっていると、空気が重くなることもあって(笑)。だから、青山さんが現場に来てくれるだけで、“晴れた!”みたいな感じがあって、青山さんが現場に来る日は、とても嬉しかったんです。

橋口 なんだろうね、やっぱりお笑いの人が持ってる、場を明るくする空気があるんですよね。青山くんはギャグをいうとかはなく、真面目にやってくれてたんですけど。

江口 なんなんですかね。青山さん、とても爽やかな感じがありましたね。あの空気感って、お笑いの人特有のものなんですかね。

橋口 リハーサルの時点で、青山くんは忙しいのでセリフも方言も入ってなかったんです。どうしようかな、心配だなと思って『 恋人たち』のDVDを渡して『最後に篠原 篤の長いセリフがあるけど、5時間かかったんだよ』とすごいプレッシャーを掛けてしまいまして。あとで青山くんには謝りました。青山くんの生涯No.1の映画は『アベンジャーズ』なんですよ。そういう方に『 恋人たち』という重い映画を観せて、申し訳なかったです。「観た?」と聞いたら「観ました」と言ってくれたので、「どうだった?」と聞いたら「僕にはできません……」って(笑)。それでもやっぱりプロですね。現場に来たら、セリフも方言も入っていました。僕の心臓はバクバクしていて、このシーンに本番で5時間かけるわけにいかないから、2回かな?と思っていたら、テストから本当に素晴らしかったです。

江口 そうですね。テストで(青山さんの演技の素晴らしさに)わーっと思って、これは(テストで)全部聞いてしまったらもったいないと思って、聞かないようにしました。そして、本番で聞いて素敵だなと思いました。

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