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2024年5月号

2024年4月6日(土)発売
特別価格:1360円(税込)
表紙の人:南果歩さん

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【西田尚美さん】舞台『鎌塚氏、羽を伸ばす』に出演「鎌塚ファンとしてこの場を盛り上げたいです」
(大人のおしゃれ手帖2022年9月号)

大人のおしゃれ手帖編集部

今年は〝試練の年〟。
恐れず飛び込むことで新たな引き出しを開けたい

涼しい季節を待ち遠しく思いながらも、西田尚美さんは秋に向けて舞台三昧の日々 を過ごすことになりそう。ちょうど今月号が発売される頃は、演出家・倉持裕さんと 主演・三宅弘城さんによる〝鎌塚氏〟シリーズの第6弾、『鎌塚氏、羽を伸ばす』の公演の真っ最中です。

「〝鎌塚氏、舞い散る〟(19年)を拝見した時に倉持さんや三宅さんに『私も出たい!』 と直談判したんです。その時は流されましたけど(笑)。でもこうして現実になり素敵な役で迎え入れてくださり本当に嬉しいです」

〝鎌塚氏〟を終えてまもなく、秋からは栗山民也さん演出の『夏の砂の上』の稽古がスタート。劇作家・松田正隆さんが生まれ育った長崎を舞台に、職を無くして妻に捨てられる主人公と、彼を取り巻く人々の心 情を細やかに描き出した作品です。主人公の小浦治を演じるのは田中圭さん。西田さんはその妻で、夫を捨てて家を出て行く恵子を演じます。

「コミカルな〝鎌塚氏〟とは、まったく雰囲気の違う作品。夏の長崎で繰り広げられる、じっとりとした湿度のあるお芝居になるのかな、とイメージしています。田中圭さんは『図書館戦争』という映画でも共演してますが、一緒のシーンはほとんどなかったので、今回すごく楽しみ。同じ戯曲を 別の劇団が上演したものも観ているのですが、これを栗山さんが演出するとどうなるんだろう...? と今からわくわくしています」


舞台の仕事はもちろん何度も経験しているものの、 2本立て続けに...というのは、今回が初めて。 「舞台は決して得意ではないので、頻繁にやろうとはなかなか思えなくて。でも戯曲がすごく魅力的でしたし、栗山さん、田中さんとご一緒できると聞いて、やります! と即答しました。不安もありますが、今年は〝試練の年〟だと思って。たくさんの刺激をもらうつもりです」

舞台は思ってもみなかった自分の引き出しを開けてもらえる

ワンピース¥41,800、パンツ¥53,900/ともにノワール ケイニノミヤ(コムデ ギャルソン)

キャリアを重ねると、よくも悪くも自分なりのペースができ、仕事に対するスタンスも決まってくるもの。そのペースを崩しても、未知の領域へ飛び込むモチベーショ ンはどこにあるのでしょうか。

「やっぱり、ご縁やタイミングってあると思うんですよね。この仕事はどんなに自分がやりたくても、声がかからなければできませんから。話が来たということは、やれってことなんだろうな、と。断るという選択肢は浮かびませんでした」

プレッシャーも大きい反面、生の舞台だからこそ得られる醍醐味も。
「今回で第6弾にもなるシリーズ作品ですのでお客さんの期待値も高くなると思います。その空気は通常の舞台と違う気がします。緊張は勿論しますが、私も鎌塚ファンとしてこの場を盛り上げたいです。また舞台は思ってもみなかった自分の引き出しを開けてもらえることもあるんです。映像で はなかなか得られない、貴重な経験ですよね」

無事に千秋楽というゴールへたどり着くには、体調管理も重要なカギに。
「どうやって乗り切ればいいんだろう? 私も知りたい(笑)。最近、健康のためにしているのは、ピラティス。それと、牛乳の代わりに豆乳やオーツミルクを飲むようにしたら、お腹の調子がよくなった気がします。夏バテで食欲がなくなったときには、 野菜たっぷりのガスパチョや冷や汁もよくつくりますね。暑くて何も食べたくないときも、それならするすると喉を通りますから」

振り幅のある俳優になれたら

オフタイムでは、韓流ドラマやK-POPな ど大好きな韓国エンタメも、忙しい合間の絶好の気分転換に。以前から続けている、韓国語レッスンのモチベーションになっています。

「今は『私たちのブルース』を観ているんですけど、もう、毎回涙してます(笑)。済州島に住んでいる人々のオムニバスドラマで、みんな幸せそうに見えても、何かしらの問題を抱えている。現実の私たちも、口にはしないだけで、それぞれに事情があって、でもなんとか生きているんだよね...と感情移入しまくりです」

そうしたエンタメは単なる楽しみにとどまらず、俳優としてのインプットにもなっているそう。
「だから『これはただの趣味で観ているわけではない!』と自分に言い聞かせて(笑)。 韓国の俳優さんは、例えばこの前はキャリアウーマンだったのに、今回は優しいお母さん! みたいな、作品によって全く違うキャラクターを演じますよね。その役が違いすぎて、あの時のあの人?となることが 多々あります。それくらい刺激的ですし、学ばせてもらっています。私もそんな振り幅のある俳優になれたら、と思います」


NAOMI NISHIDA

1970年生まれ、広島県出身。モデルとして活躍後、1997年に映画初主演。近作に映画 『青葉家のテーブル』、ドラマ『恋せぬふたり』 『カムカムエヴリバディ』『17才の帝国』『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』など。現在、舞台『鎌塚氏、羽を伸ばす』に出演中。11月3日より舞台『夏の砂の上』(東京・世田谷パブリックシアターほか)に出演 。11月 に は 出 演 映画『土を喰らう十二ヵ月』、『貞子 DX』が公開。


撮影/枦木 功[nomadica] スタイリング/岡本純子 ヘアメイク/茅根裕己[Cirque] 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2022年9月号より抜粋
※この記事の内容及び、掲載商品の情報・価格などは2022年8月時点の情報です。販売が終了している可能性があります。ご了承ください。
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