掃除は力を入れたら負け!
ラクに落とせる「秋掃除」がオススメ
〜浴室編〜
秋は水が冷たくないから汚れが落ちやすい。
寒くならないうちに大掃除をしておけば気持ちもラクに心地よくすごせます。
水まわりから虫対策まで、プロに教わりました。
教えてくれたのは・・・
お掃除職人
きよきよさん
ハウスクリーニングやビルの清掃などに35年携わる掃除のプロ。YouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」は登録者数34万人。著書に『やみつき掃除術』(SBクリエイティブ)など。
掃除は力を入れたら負け!ラクに落とせる秋掃除
「家の中の汚れの多くは、気温が高いほうがゆるんで落としやすくなります。換気をしながら掃除することを考えると、真夏より少し涼しくなった秋が、大掃除のベストシーズンといえそうです」。
住宅や施設などの清掃で、汚れた家も新築同様によみがえらせてきた、きよきよさん。
汚れの度合いによって特別な洗剤を使うこともありますが、ふだんの家庭の掃除は、シンプルでいいと考えているそう。
「洗剤は、4種類があれば十分。場所ごとに使い分けるのではなく、汚れの性質と逆の洗剤で、中和して分解することが大切です」。
皮脂や料理の油汚れは酸性なのでアルカリ性の洗剤、水アカや尿石などのアルカリ性の汚れには酸性を。また、カビは塩素系の洗剤で漂白して落とします。
この3つのルールに従えば、ゴシゴシ力を入れてこする必要がなくなり、ラクに掃除ができるのです。大掃除で、あきらめていた汚れをリセットし、キレイをキープしましょう。
洗剤はこの4種あればOK!
汚れの性質に合った洗剤を
水アカには「酸性の洗剤」
● 水まわりの白い汚れ
● 鏡のウロコ
● 便器の黄ばみ、尿石
カビには「塩素系の洗剤」
アブラ汚れには「アルカリ性の洗剤」
洗剤で汚れを中和してやわらかくする
汚れはそれぞれの性質と反対の液性をもつ洗剤を使うと中和されて、力を入れなくてもつるんと落ちます。
カビ汚れは中性の汚れですが、塩素系の洗剤で漂白して落とします。
オールマイティな中性の洗剤
食器洗いに使われる中性洗剤は、界面活性剤が汚れを包み込み、水でつるんと落とすので、日常の掃除に活躍。
クロスなどに垂らして使うほか、スプレーしやすいハウス用の中性洗剤もあります。
中性なので酸性洗剤やアルカリ性洗剤と併用して使うことも。
*洗剤や掃除グッズを使用する場合、適するものでも材質によっては傷めることがあります。目立たないところで試してから行うようにしましょう
この記事を書いた人
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