長引く咳、もしかして50代以上の女性に多い「肺マック症」かも!
咳が長引く傾向にある今年の風邪。流行中のマイコプラズマ肺炎ではない、ほかの病気の可能性も。今回は、40代以上の女性に多い「肺マック症」について解説します。
「肺MAC(マック)症」は、中高年女性に多くみられる肺の感染症。原因菌は浴室や庭の土など身近なところに存在し、近年の患者数は増加傾向にあります。
中高年女性に多い「肺MAC(マック)症」とは
肺MAC症は、「Mycobacterium avium complex(マイコバクテリウム・アビウム・コンプレックス)」(略称MAC:マック)という菌による肺の感染症です。
40代以上のやせ型の女性に多くみられ、近年の患者数は増加傾向にあります。MAC菌は水回りや土の中など身近なところに存在しています。自分でも気づかないうちに感染することがほとんどで、多くは感染してから10年以上かけてゆっくり進行します。なお、人から人へ感染することはないとされています。
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この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。 救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医
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