2023.01

02

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大人のおしゃれ手帖
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乾燥対策をしていつも快適に 
お口とのどのうるおいケア

これから冬に向かって乾燥のシーズン。
お口とのどの不調は、体の不調や感染症の原因にも。
日頃から油断せずケアをして、健やかに過ごしましょう!

不調はのどからやってくる! のどのうるおいケア

ぜんそくやストレスで慢性的なのどの不調に

「急性ののどの痛みの原因としてまず挙げられるのは、細菌やウイルスの感染です。当院でも発熱外来を行っていましたが、少し前まではのどの痛みを伴う発熱で来院した患者さんの8割がコロナ感染でした」と、今回お話を伺った森田あかね先生。

また、長時間のどを酷使したり、アルコールやたばこで刺激したりして、のどの粘膜に炎症が起こることもあります。
感染や刺激からのどを守るためには、のどの乾燥を防ぐことが重要。
うがいやマスク、部屋の加湿などで、のどのうるおいを保つように心がけましょう。

「ただ、加湿器を使うなら、しっかりメンテナンスをすることが大切。加湿器の中に発生したカビを吸い込んで加湿器肺炎を起こすことがあるからです。洗濯物を部屋の中に干すのもよいでしょう」

一方、大人世代には慢性的なのどの不調で悩む人もいるようです。
「慢性的なのどのイガイガや不快感は、アレルギー性鼻炎などによる後こう鼻び 漏ろう(鼻水がのどの奥に流れる)やぜんそくが原因になることも。特にぜんそくは子どもの病気というイメージですが、大人になって突然、発症することもあるんです」 

また、もうひとつ気をつけたいのが、ストレスによるもの。
「いわゆるエヘン虫のような、のどが詰まる感じがするという場合は、ストレスがかかわっている可能性もあります。50代は仕事も介護も何かと忙しい世代。更年期障害の症状として出ることもありますね。症状に合わせて、漢方薬やプラセンタ注射、高濃度ビタミンC点滴療法などを用いることも有効です」 

慢性的なのどの不調も、適切な対処によって改善が見込めます。
医師に相談してみてください。

のどの不調はこんな原因も
・のどの使いすぎ
・たばこやアルコールなどの刺激物
・ぜんそく
・後鼻漏、アレルギー性鼻炎
・ストレス、更年期障害

のどの不調は何科を受診?
のどだけが痛い、不快感があるという場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診するとよいでしょう。
のど以外に症状もある場合や、治療をしても良くならないという場合は、内科や呼吸器内科などで原因を探っていきます。

つらいのどの痛み予防と対策法

基本は手洗い&うがい

帰宅したら手洗い&うがいを。
ぶくぶくうがいとガラガラうがいで、口の中とのどの奥の細菌を洗い流しましょう。
水道水でOK。

漢方薬で和らげる

のどの炎症を和らげて免疫力アップを図ります。
「体質や症状に応じて、小柴胡湯加桔梗石膏(強いのどの痛みや炎症、発熱があるとき)や桔梗湯(のどの痛みや炎症があるとき)などを用います。市販薬の銀翹散(のどの痛みや炎症、熱感があるとき)も使えます」

刺激物、アルコール、たばこは避けて

辛いものや熱いものは、のどの刺激になるので避けて。
たばこやアルコールも刺激になるうえ、栄養素をムダに消費してしまうことに。

自律神経に作用するプラセンタ

のどの不調が更年期障害の症状として現れている場合は、自律神経のバランスを整えるプラセンタ注射も治療法の選択肢に。

うがい薬は使いすぎに注意

殺菌成分を含むうがい薬を1日に何度も使うのは避けたほうが〇。
「のどにいる常在菌まで死滅させてしまい、バランスが崩れてしまいます。うがいは水で十分です」


唾液力アップを図ろう! お口の乾燥対策

唾液力の低下のほか病気が隠れていることも

お口のうるおいを保っているのは、唾液腺から分泌される「唾液」です。
通常は1日に1〜1・5リットルの唾液を分泌しています。
しかし、もともと唾液腺の機能が弱かったり、加齢で衰えたりすると、口が渇きやすくなる、と森田先生。

「口の中が乾燥すると、口内炎にもなりやすくなります。また、加齢以外に、薬の副作用やストレスで口が渇くこともあります。更年期女性ではシェーグレン症候群という病気が隠れていることも」

さらに、口呼吸もドライマウスの原因のひとつ。
朝起きたときに口が渇くという人は、睡眠中に口呼吸をしている可能性があります。

「睡眠中の口呼吸は、鼻が悪い人や睡眠時無呼吸症候群の人に見られることがあります。睡眠時無呼吸症候群は、夜に舌が落ち込んで気管が狭くなる状態です。脳や心臓にも負担がかかります」

気になる人は、一度受診して原因を確かめておきましょう。

唾液分泌テストで隠れた病の発見につながることも
ドライマウスかどうかは、ガムやガーゼなどを一定時間噛んで唾液量を調べる唾液分泌テストで判断できます。
シェーグレン症候群では涙の分泌も少なくなるので、涙の分泌テストも行われます。
これらのテストで異常があれば、間かん質しつ性せい肺炎など合併症の有無を調べる検査も必要になります。

噛むことで乾燥予防

よく噛んで食べることで唾液の分泌が促され、口の中の乾燥を防ぎます。
ひと口につき、30回くらい噛むように意識して。ガムを噛むのもよいでしょう。
「唾液で口の中がうるおっていると、常在菌のバランスもいい状態を保てるので感染症予防にもつながります」

あいうべ体操で筋力アップ

口周りや舌の筋肉を鍛えて、口呼吸を鼻呼吸に改善する体操です。
まず口を「あー」「いー」「うー」の形にゆっくりと大きく動かします。
最後に「ベー」と舌を下に思いきり突き出します。
これを1日30回行って。唾液の分泌量アップにも役立ちます。

教えてくれたのは・・・
森田あかね先生
日吉の森 内科クリニック院長
日本呼吸器学会専門医、日本アレルギー学会専門医。
信頼関係をベースにした、明るくわかりやすい診療で人気。
東洋医学の知見も併せ持ち、漢方薬も積極的に取り入れている。

編集部おすすめ!
お口とのどのうるおいをサポート

のどのケアと乾燥対策におすすめのアイテムをご紹介します。

プラセンタ

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文/寺本 彩 イラスト/清水利江子

大人のおしゃれ手帖2022年12月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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