大人のクリスマスを彩る、お取り寄せしても食べたいシュトレン3選
年々、全国的にクリスマスの風物詩として人気が高まっているシュトレン。
シュトレンはドイツ発祥のクリスマス定番の伝統的なお菓子で、現地ではアドベント期間(クリスマスイブの4週間前からイブまで)に、1日に1枚ずつ薄くスライスして、愛する家族や友人たちとの大切な時間を紡ぎながら、クリスマスのカウントダウンを楽しみながら食べる習慣が大切に受け継がれています。
この習慣は日本でも神戸ではクリスマスの伝統文化として守られています。早くから外国の洋菓子文化が入ってきており、シュトレン発祥の地とされていて、神戸っ子たちの間には、毎年お気に入りのお店のシュトレンを何本か調達して、食べ比べを楽しむ文化が根付いています。
シュトレンのさらなる発展と熟成を目的に、神戸の人気ベーカリーが「HYOGOシュトレンの会」を発足されました。ドイツでは伝統的なシュトレンの最低基準の配合が法律で定められていて、その伝統を受け継ぐ形で「小麦粉に対して、バター30%以上、ドライフルーツ60%以上練り込まれてること」を基準にして、質の高いシュトレンを認定するもので、各お店ごとにこだわりのある個性豊かなシュトレンを目にすることが出来ます。このシュトレン熱は神戸だけでなく、年々、各地方でも広がりつつあり、日本の冬の風物詩になりつつあります。
シュトレンというとバターをふんだんに使った生地の中に洋酒でつけたドライフルーツやナッツが練り込まれていて表面にたっぷり粉砂糖がまぶされているものが一般的ですが、お店ならではの素材選びやこだわりと製法で、子供から大人まで楽しめるようなシュトレンも続々登場しています。
そんな中で、私が愛してやまない、おすすめシュトレンを3つ紹介します。
この記事を書いた人
フードエディター八代恵美子
編集者としてパンのトレンドをキャッチしつつ、公私ともに全国のベーカリーのパンを食べ歩く“ブレッドウオッチャー”。パンの通販、商品開発、イベントも数多く企画、運営。2025年1月には自身がプロデュースする「二子玉川セレクトベーカリー」と称したパンイベントも開催。
Instagram:@atrio_emy