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2025年2月7日(金)発売
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【水川かたまりさん映画初主演インタビュー】「映画の現場は、キッザニアに来たような感覚」

大人のおしゃれ手帖編集部

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2021年の「キングオブコント」で歴代最高得点を記録し、第14代王者の称号を獲得。お笑いライブやレギュラーラジオ「空気階段の踊り場」も好評のお笑いコンビ・空気階段の水川かたまりさんが、映画『死に損なった男』で主演に挑戦。初めての経験を通じて得たものとは……?

自分の中にいろいろ溜め込んでしまう。そこは僕自身と同じ

お笑い芸人として高い評価を得る一方、俳優や脚本家としても活躍する空気階段の水川かたまりさん。2月21日公開の映画『死に損なった男』では、初の主演にチャレンジしています。

「今まで出させてもらったドラマは、基本的にワンシーンだけやってお疲れさまでした、みたいな感じだったので、撮影現場に朝から晩までいるっていうことがなかったんですよね。だから今回のようにずっと出ているのは不思議な感覚でした。映画の現場は知らないことだらけでしたし、芸人の自分が主演をやるとは思ってもいなかったので。『1か月半、映画の撮影現場を観てみよう』という社会科見学のようで、ただただ楽しかった。半分、キッザニアに来たような感覚です」

水川さんが演じているのは、お笑い芸人の構成作家、関谷一平。報われない人生に嫌気が差した一平は、駅のホームから飛び降りようと決意するものの、隣駅で人身事故が発生。死に損なった一平の前に、事故で亡くなった男性の幽霊が現れて、「娘につきまとう男を殺してほしい。さもなくば一生取り憑く」と脅迫してくる……というストーリーです。

「涙を流したり、アクションをしたり…とやることも多かったんですけど、あまり考えすぎるとプレッシャーになるので。とにかく他の演者さんやスタッフさんに迷惑をかけないように、というのを徹底してやっていました」

ネタを生み出す苦労や、芸人と構成作家、所属プロダクションの関係など、お笑いの裏側を描いたシーンにリアリティが生まれているのは、芸人である水川さんが演じているからこそ。そのハマリぶりは、試写を観た空気階段のファンからも「当て書きでは」との声が上がったほど。

「僕自身とかけ離れたキャラクターというわけではないですし、構成作家という職業も身近な存在なので、やりやすさはありましたね。一平は、『自分はこう思う』と人にはっきりぶつけられなくて、自分の中にいろいろ溜まっていって……という人だと思うんですけど、僕も自分が考えたコントとかじゃない限り、基本的に意見を伝えたりはしないので、コミュニケーションの取り方は似ているかもしれないですね。一平は構成作家という、なりたかった仕事に就いて、それでご飯が食べられる環境にいて。傍目から見ると羨ましい環境だと思うんですけど、それでも『この仕事の仕方は違うんじゃないか』『これは元々自分がやりたかったことなのか』と悶々と考えてしまう。そういうところは僕にもあるかもしれないです」

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