乳がんは身近な病気
セルフチェックと検診で早期発見を
乳がんの検査と治療法
乳がんの検査
一般的な検査では、視診と触診、マンモグラフィ、超音波(エコー)検査を行います。
乳がんの可能性があれば、病変の細胞や組織を採取して病理検査を行い、診断を確定します。乳がんが見つかったら、進行度や転移を調べるためにCT検査やMRI検査などを行います。
乳がんの治療
乳がんの主な治療方法は、手術、放射線治療、薬物療法です。基本は手術となります。手術は主に「乳房部分切除術(乳房温存手術)」と「乳房全切除術」があります。どのような治療を行うかは、がんのステージを基本に、本人の希望なども含め、医師と相談して選択します。
「国立がん研究センター がん情報サービス」によると、女性における乳がんの5年相対生存率(2009年~2011年)は92.3%です。医療の進歩により、乳がんは早く見つけて治療すれば治る病気となっています。ただし、乳がんの発見や治療が遅れると生存率は下がってしまうため、早く見つけて治療することが重要です。
この記事の監修者
新見正則医院 院長新見正則
1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。
Website:https://niimimasanori.com/