江戸時代の大阪にタイムスリップ & 道頓堀今井の大阪うどんでほっこり♡【上食研・Wあさこのおいしい社会科見学 vol.12】
秘伝のおだしが体に染み渡る「道頓堀今井」のおうどん

今回の麻子先生イチオシの大阪グルメは「道頓堀今井」。うどん、そばを中心に、鍋物やお弁当まで取り揃えていますが、麻子先生は「子どもの頃から、ずっと食べ続けている今井さんのおうどんは、ソウルフード的な存在」と、うどん推し。

なかでもテッパンは、大阪うどんを代表する「きつねうどん」。ふっくらと炊き上げられたほどよい甘さのお揚げが、秘伝のだしをたっぷり吸ってなんともジューシー。
大阪うどんには、やわらかく程よい太さの丸い麺が使われるのが特徴。だしに使われる昆布は、大阪で主流の真昆布です。

「若い頃に友だちと今井さんに来たら大体きつねを頼んでたけど、母と来たときには鍋焼うどんをねだって食べてたわ〜」と懐かしむ麻子先生。
そんな思い出深い鍋焼うどんに、海老天をプラスしてオーダー。
鴨もも肉に焼穴子、どんこ椎茸旨煮、梅焼、蒲鉾、粟麩そして青ねぎ、仕上げに割り入れた卵! ボリューミーなのに、ひとつひとつの具の織りなすリズムを楽しんでいるうちに気づけば完食。

写真提供:道頓堀今井
江戸時代、文化12年(1815)ごろに奈良・今井町から道頓堀に移り住んだとされる左兵衛を初代として、現在で8代目となる今井家ですが、めん類を商うようになったのは、第二次世界大戦後のこと。その「御蕎麦処 今井」開業から今年で80年を数えます。

写真提供:道頓堀今井
今井の味を決定づけるのは、なんといってもだし。そのだしを完成させたのは、5代目寛三さん(写真左)の妻・マチ子さん(写真右)。
物資に乏しい戦後は牛肉や牛すじからだしを引いていたそうですが、世の中が少しずつ落ち着きを取り戻しつつあった昭和24年(1949)ごろ、昆布から引いた本格的な理想のだしを完成させます。以来、今井ではそのだしの味を変わらず守り抜いているそう。

写真提供:道頓堀今井
道頓堀今井では、月替わりのメニューも人気。こちらは麻子先生もお気に入りの7月の限定メニュー「白波そば」。夏らしい鱧がトッピングされています。
なお、麺メニューの多くはうどん・そば、どちらでも楽しむことができます(ちなみに、白波そば や 菜の花そばは、うどんへの変更はできません)。ちなみに、いずれも同じおだしが使われているとのこと。

写真提供:道頓堀今井
麻子先生も愛用しているのが今井さんのオンラインショップ。お中元やお歳暮など、ギフトで贈ると「ほんまに喜んでもらえる! 贈ったお相手がご自分でリピートしてはることもある」と麻子先生。

賑やかな道頓堀の町並みに、歴史ある風情を残す道頓堀今井本店の佇まい。持ち帰り商品が全国の百貨店で取り扱われているほか、大阪にはイートインお店もあるのですが、やっぱり本店は聖地! 大阪を訪れた際は、ぜひ本店へ!
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