「出合い」を楽しむ一輪挿しとワインのお店「ハナトシズク」を訪ねました
これまでパーティーやウエディングをメインに活躍されてきたフローリストの林聡子さん。ふとした“ご縁”で初めての一般向け店舗「ハナトシズク」を、2023年9月27日(水)、さいたま新都心のTHE MARK GRAND HOTEL内にオープンしました。
特別なパーティー、一生の思い出になる結婚式など、とっておきの数瞬のためにお花を選んできた林さん。そのテクニックとセンスが詰め込まれたお店「ハナトシズク」は、日々の暮らしを彩るアイテムに出合える場所でした。
1輪でも空間の主役になる花を日々の暮らしの中に
都心的なビル群とすこんと抜けた空の、自然と都会が共存するような景色が印象的なさいたま新都心駅。そこからてくてくと10分ほど歩くと到着するTHE MARK GRAND HOTELの2階に、花とワインのお店「ハナトシズク」がありました。
THE MARK GRAND HOTELは、結婚式や披露宴が行われることも多い場所。ウェディングのフラワーデザイナーとして活躍する林聡子さんも、このホテルで幾度も家族が増える大切な瞬間に立ち会ってきたそう。そんなご縁があったこの場所で「場所があくので、なにかお店をやりませんか?」と声がかかったそうです。
これまでずっと、パーティーやお披露目という特別な場所や限られた時間でのお花をセレクトしてきた林さんにとって、店舗で日々のお花を提供することは想像していなかったことでした。そのままお花だけを売るよりは、花と何かもうひとつ、目玉になるアイテムを一緒に売ろうと思い立ち、開店することを決めます。
「花と保管の温度が一緒というのもあり、ワインを取り扱おうと思いました。私自身がとても呑兵衛で(笑)、これまであらゆるワインを愛飲してきたのもありますし、ワインってやっぱりささやかに時間を楽しみたいときに選ぶと思ったんです。ここは場所柄、結婚式の打合せにきたカップルや、結婚式に出席する方々が多くいらっしゃる場所だから、その幸せなひとときの余韻を、家で一緒に楽しんでもらえたらいいなと」
もっと気軽に、楽しくお花を楽しんでもらえたらという気持ちから、ブーケやアレンジメントは行わず、一輪でも面白く、可愛らしいお花がお店にはズラリ。
パッケージにも一工夫し、持って帰るまでもささやかな”特別感”を味わえるところに、林さんのセンスが光ります。
——色や形がハッとするほど美しい花が店頭には並びます。
——エコゼリーとバルーンで、このまま飾ってもおしゃれなパッケージ。
1輪差しをさらに楽しむためのアイテムも集います。
透明でシンプルな佇まいが好きで、林さん自身愛用しているベルギーのガラス製フラワーベースブランド「Henry Dean(ヘンリーディーン)」をはじめ、大家具子さん(Instagram:@goocoglass)という鳥取県倉吉市にてガラス作品を作り続ける作家さんの花器も取り扱います。
この大家さんの作品はどれも一点もの。シンプルながらガラスの柔らかな光の表情を引き立てるつくりにほれ込み、アトリエを訪れたその日に取り扱いを決めたのだとか。
「直接話しを聞いて、“あっ”と思ったらお声がけするようにしています。“ご縁”っていうのかな。作り手さんの想いを聞いて、いいなぁと心に響くものがあったらそれに従うようにしていますね。大家さんの花器は、底とお花の受け口をわざと厚くして、成型の最後に“くにゅっ”って曲げるそうなんです。光のニュアンスが変わって、このままでも美しいですが、水を入れるとまた表情が変わります。それがまた本当にキレイなんです」
この記事を書いた人
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