
設計には口出ししなかったという髙橋さんがひとつだけ要望したのが片流れの屋根。

最初はここをアトリエに、と考えた寝室。 毎朝目覚めるとグレーとピンクとブルーがふわっと混じり合った色に空が染まった光景が。

寝室から続くバスルームも美しく機能的。

キッチンと廊下の間に設けられた中庭には山法師の木が植えられ、初夏には白い花、秋には赤い実が目を楽しませる。

書斎、ゲストルーム、寝室と、一直線に部屋が配されたシンプルな動線で、廊下からもデッキからも行き来可能。

前の家のキッチンが使いやすかったので動線はほぼ同じにして、型だけアイランドに変更。

晴れた日には山の向こうに大きな富士山と海。

帰ったらまずはシューズクローク兼ユーティリティで靴を脱ぎ、荷物を下ろす。

「初めての方は大抵どこで靴を脱ぐか迷う」と笑うが、グレーの床の濃淡でエリア分けしているそう。

ゲストルームや書斎の壁面収納は前の家から使っているドイツのシステム家具「ip20」。

ゲストルームのベッドは、使わない時は壁面にパタンと収納できる優れもの。

ゆったりしたバスルームでも緑の贅に癒やされる設計に。

ドイツ製の木製サッシを使った大きなガラス窓

庭木の水遣りなどにはもちろん、災害時の備えにもなるたっぷり容量の雨水タンクがテラスに。