【便秘、血糖値、血圧】今注目の「酢酸」パワー【飲む酢が人気】
50代からとくに気になる腸内環境、血糖値や血圧の上昇、血中コレステロール値……。そんな、健康に関心が高まる人たちに注目されているのが「酢酸」。そのパワーと効果をご紹介します。
健康志向の高まりで注目が集まる「飲む酢」。その健康&美容効果は「酢酸」にあり!
日本の家庭料理でもよく使われる「酢」ですが、健康志向の高まりで、今、調理に使うこと以上に注目されているのが「飲む酢」です。酢には疲労回復や脂肪減少といった健康効果に加えて、アミノ酸や抗酸化による美容効果も期待できるとされているのがその理由。日常的に飲むことを目的とした商品も増えており、女性だけでなく男性にも人気が広がりつつあります。
酢の健康効果はおもに、酢(食酢)の酸っぱさの素にもなっている主成分「酢酸」によるもの。さまざまな効果が期待されますが、とくに日常で生じる5~6METsの運動程度(かなり速いウォーキングやゆったりとしたジョギング)の「疲労感の軽減」、また、余分なブドウ糖の脂肪への変化を減らすことなどから、「肥満気味の人の内臓脂肪を減少させる」効果も。
その他、さまざまな研究がすすめられており、下記のような健康効果が期待できます。
■便秘改善/大腸がん予防
■血糖値上昇の抑制
■血流改善/動脈硬化予防
■血圧上昇抑制
■血中コレステロールの低下
■腸でのカルシウム吸収効率アップ
■味覚を活性化して、塩分の過剰摂取抑制
酢酸の上手な摂り方は?
酢酸は日常的、継続的に取り入れるのが理想的。どのように取り入れるとよいのでしょうか? 専門家に伺いました。
「最近になって、ビフィズス菌が体内で生み出す酢酸が、さまざまな働きをしてくれることがわかってきました。私自身は毎日100gのビフィズス菌と酢酸を産生するためのエサとなる水溶性食物繊維2gを摂取するようにしています。ビフィズス菌はもともと日本人のおなかに多い善玉菌ですが、年齢とともに減っていくので、習慣化するのがおすすめです」(管理栄養士・料理研究家/金丸絵里加さん)
「最近では、腸内細菌だけでなく、それらが生み出す物質である『短鎖脂肪酸』にも注目が集まっています。『酢酸』も代表的な短鎖脂肪酸ですが、腸内の酢酸を増やすためには、酢酸を産生できる腸内細菌を増やすことが大切。酢酸を産生できるビフィズス菌入りのヨーグルトなどを活用するとよいでしょう」(医師・日本内科学会会員、日本東洋医学会会員/石原新菜先生)
この記事のキーワード
この記事を書いた人
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Instagram:@osharetecho
Website:https://osharetecho.com/
お問い合わせ:osharetechoofficial@takarajimasha.co.jp
関連記事
-
-
-
-
-
PR
-
PR
-
PR