大森由紀子さんのおもてなしレシピ
チョコマロンケーキ
チョコマロンケーキ
【教えてくれたのは・・・】
フランス料理・お菓子研究家
大森由紀子さん
東京と京都でフランス菓子・料理教室を主宰。
パリのル・コルドン・ブルーでフランス料理と菓子を習得し、フランス全土を周って食文化や歴史を研究。
今回教えていただいたケーキは、フランスの家庭の味「ガトー・オ・ショコラ」がベースです。
「洋菓子はたくさんバターを使うので、大人世代には重たく感じる方も多いはず。バターの代わりになるものがないかと思案していたときに、ひらめいたのがズッキーニでした」
口径15cmのマンケ型1台分
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ズッキーニ
75g
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卵黄
30g(約1.5個分)
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卵白
45g(約1.5個分)
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チョコレート
75g(板状のものなら細かく刻む)
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グラニュー糖
50g
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塩
少々
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薄力粉
23g
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栗の甘煮
7個
*準備:型にバターを塗り、底にクッキングペーパーなどを敷く
大森さんが考案した、バターをズッキーニに置き換えたケーキは、軽くさっぱりとした味わい。
低カロリーなので、罪悪感なくいただけます。
「お菓子作りは科学実験のようなもの。分量や材料を変えて何度も試作を重ね、このレシピにたどり着きました。しっとりとした口当たりで、バターを使っていないとは思えないほど。ズッキーニを使っていると言わなければ気づかないと思います。製菓用がなければ市販の板チョコでも大丈夫。栗の代わりに洋梨やブルーベーなどの旬の果物やナッツを入れるなど、アレンジも楽しめます」
作り方
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ズッキーニは、1㎝幅の輪切りにし、卵黄と一緒にフードプロセッサーにかけてピューレ状にする(多少、つぶが残っていてもよい)。
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チョコレートを湯煎で溶かす。
溶けたら湯煎からはずしておく。 -
卵白を泡立てる。
6分ほど泡立ったら、グラニュー糖を3~4回に分けて加え、角が立つまでしっかり泡立てる。 -
②が温かいうちに①と塩を混ぜ、さらに薄力粉をふるい入れ、全体をゴムベラでさっくりと混ぜる。
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④に③を3回に分けて加え、下から上へとすくいながら、泡を消さないように静かに混ぜる。
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⑤に4等分にカットした栗の3分の2の甘煮を混ぜる。
底にクッキングペーパーを敷いておいた型に流す。
残りの栗を上に散らし、180℃のオーブンで30分焼く。
撮影/安彦幸枝 編集・文/坂口みずき
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