【インタビュー】安達祐実さんが45歳で踏み出した一歩。「安心な場所」の先に見えた景色
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今回は等身大で演じたい、地に足をつけて生きる「母」の役

そうした思いで臨むのが、この秋上演される舞台『ナイボー!』です。野球を通して成長していく球児とその家族を描く青春ドラマで、安達祐実さんが演じるのは、夫を突然失い、息子との距離に悩みながらも、母として前を向いて生きる郁美。稽古を前に、新しい座組との出会いも楽しみにしているそう。
「映像でも演劇でも、私は演出家に従順なタイプだと思います(笑)。演出家の方が思い描いているものを私も共有して、同じ景色を見たいという気持ちが強いですね。今回はキャストに若い方も多いので、なるべく自分から話しかけるようにしたいです。子どもの頃から芸能界にいるからなのか、怖そうというイメージを持たれることが多いのですが、本当は私も人見知りなんです(笑)」
作品については、「ひとりひとりの人生が匂い立つようなドラマ」だと表現します。
「郁美は夫を亡くしているので、その出来事が影を落としている部分はあります。でも、悲しみに暮れているだけでなく、しっかり地に足をつけて生活している人なんですよね。私はこれまで、どこか壊れていたり、重いものを背負っていたりする役が多かったんですけど、今回はそうではない。日々を生きている人として、リアルに演じられたらと思っています。私たちもそうですけど、あえて語らなくても、それぞれに人生があって、過去があって、時間の流れがありますよね。そういうものが自然と伝わってくる作品。それぞれが葛藤と向き合いながら前へ進もうとする姿がていねいに描かれた、人間らしいドラマだと思います」
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