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2026年8月号

2026年7月7日(火)発売
特別価格:1740円(税込) 
表紙の人:吉瀬美智子さん

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染谷将太さんと唐田えりかさんが語る「ホラーが教えてくれること」
生きている実感が持てないのは、いま、幸せである証拠なのかも

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ホラー作品、好きですか?

一口にホラーといっても、オカルトやサイコ、クリーチャー(=非実在の生物。転じて、それが登場する作品)、隔絶された場所で起こる恐怖を描いた「村もの」など、近年、そのカラーは実に多彩。フィジカルに衝撃を与える作品があれば、ストーリーを追いながらじわじわと恐ろしさが沁みるタイプの作品もあり、いっそう充実したジャンルになりつつあります。

7月17日に公開される映画『チルド』もまた、現代人なら誰もが実感する、ある“恐怖”を通して現代社会の暗部を射抜いた作品。出演した染谷将太さん、唐田えりかさんが、作品独自の世界観について語ります。

怖さの裏に、鋭さとおかしみがある。
身近な場所で、人間の本質に迫った作品

初共演の唐田さんは「立っているだけでエネルギーが伝わってくる人。そして、スイッチが入ってからの瞬発力もすごい」と染谷さん。唐田さんは「染谷さんは役と普段との垣根がなく、ご自身のままで話しているようで、とてもナチュラル。向き合うシーンでは、染谷さんがお芝居するように私も演じようと思っていました」と実感を振り返った。

「ホラー映画、好きですね。幽霊が出てくるものも、クリーチャーものも、人間が恐ろしいものも、おもしろい作品だったら何でも。ホラーを見ていると、怖いけれど、どこか笑ってしまうような瞬間もあったりして、そういう紙一重なところも魅力だと思っています」(染谷さん)

染谷将太さんがホラーを見るのは、もっぱら劇場で。おひとりでも、ときには妻で俳優の菊地凛子さんとも鑑賞することがあるそうです。

「あるアメリカの監督作品を劇場で観たときは、ファンの方がたくさん来ていて、上映中もたびたび笑い声が上がっていた。終わった後は客席から拍手が起こって、とても盛り上がったのが印象に残っています」(染谷さん)

同じく、ホラー好きを自認するのが、唐田えりかさん。

「幽霊系は少し苦手ですが、『CURE』(1997年・黒沢清監督)や『哭声/コクソン』(2016年・ナ・ホンジン監督)のように人間の恐ろしさを描いた作品は、すごく好き。昔の名作はどうしても家のモニターで見ることになりますが、私もなるべく映画館で観られたらいいなと思っています」(唐田さん)

おふたりの初共演作として717日に公開される映画『チルド』は、コンビニエンスストアを舞台に展開するモダンホラー。接客も運営も高度にマニュアル化されたシステマティックな場で働く人々、その動きや感情までもが次第にルールに支配され歪んでいく様子がクールに描かれています。

「ホラー映画という前置きだけを聞いて脚本を読ませていただきましたが、見慣れたコンビニを舞台にして、こんなにも新しく、そして鋭く現代を描けるんだなと。ホラーでありながら、人間という生き物の本質に迫っている作品だと感じました」(染谷さん)

「まず最初に『おもしろっ!』と興奮しました。ほぼ毎日通っているような身近な場所で恐ろしいことが起こっていくというのも興味深かったし、怖さの中にあるおかしみの具合もとても好みで、楽しく読みました」(唐田さん)

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