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大人のおしゃれ手帖 10月号

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大人のおしゃれ手帖
2026年10月号

2026年9月7日(月)発売
特別価格:1770円(税込) 
表紙の人:鈴木京香さん

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【鈴木亮平さん出演「いざいざ奈良」】大人のゆったり奈良旅《東大寺&ならまち》

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訪れるたびに圧倒される東大寺の大仏さま

奈良 東大寺 大仏殿

奈良といえば、大仏さまと鹿。言わずもがな、という気もするのですが、修学旅行で訪れたきりやったり、長らくご無沙汰してはる方は、ぜひ今一度お参りすることをおすすめします。

江戸時代の復興の際に再建された国宝・大仏殿。近づいていくほどに「こんなに大きかったっけ?」と毎回新鮮な驚きを覚えます。

奈良 東大寺 盧舎那仏02

CMのなかの「変わらないはずなのに この大きさに あの頃よりも引き寄せられる」という言葉通り、大人になってから改めてお参りすると新鮮な気持ちで向き合えるはず。そのまなざしはあたたかく、包み込まれているような気がします。

奈良時代・天平15年(743)、聖武天皇さまがすべてのものの幸福を願い、造立の発願(ほつがん。願いを起こすこと)をされた大仏さまは、正式には「盧舎那(るしゃな)[毘盧遮那/びるしゃな]仏」という仏さまで、国宝に指定されています。発願からわずか10年足らずの天平勝宝4年(752)に開眼供養会(かいげんくようえ)が執り行われています。

奈良 東大寺 盧舎那仏01

大仏さまは世界最大級の銅造仏でもあるのですが、その銅の産地のひとつとして、長門国(現在の山口県美祢市周辺)の長登銅山(ながのぼりどうざん。現在は閉山)で産出されたものが用いられたことがわかっています。

当時でも莫大な資材と労力を要しましたが、聖武天皇さまは広く万民に「一枝の草、一にぎりの土」(わずかな志の例え)」をもって協力することを呼びかけ、その想いを受けた高僧・行基(ぎょうき)さまは全国を行脚し、勧進(寄付・寄進や助力)を募ったといいます。

その後、大仏さまは度重なる戦火や天災により、たびたび被害を受けてしまいます。よく知られるところでも、鎌倉時代には重源上人(ちょうげんしょうにん)、江戸時代には公慶(こうけい)上人という高僧たちの奔走により、被害のたびに、多くの人々や時の権力者の支援を受けて修理を経たのが、現在の大仏さまのお姿です。

もちろん車もなく、全て人力で造られ、修理を重ねて今私たちの前におられる大仏さま。そこに託された願いの強さに想いを馳せずにはいられません。

奈良 東大寺 創建当初の伽藍模型

こちらは創建当初の東大寺の伽藍を再現した模型。大仏殿の東南と西南に、七重塔があったと考えられています。これがそのまま残っていたら、今でもすごいのに、もっとスケールが大きかったんでしょうね……!

奈良 東大寺 大仏殿 四天王 広目天

大仏殿には、四天王のうち写真の広目天と多聞天も安置されています。江戸時代のお像です。持国天と増長天は頭部だけが残されています。歴史を超えて残っていくということは、奇跡のようなことです。

奈良 東大寺 大仏殿 柱の穴くぐり

修学旅行でくぐったという思い出がおありの方も多い、大仏殿の柱の穴。大仏さまの鼻の穴と同じ大きさという通説があります。この日もたくさんの修学旅行生たちが列をなしていました。

思い返せば、修学旅行はあくまでもダイジェスト版。ひとつひとつのお寺、それぞれの仏さまにじっくり向き合うと、知っているようで知らなかった新たな魅力にグッと引き込まれていくはずです。

東大寺
奈良県奈良市雑司町406-1
https://www.todaiji.or.jp

この記事を書いた人

編集者

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

Instagram:@asa_ship

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