大掃除前に！「手放し先」リスト

年末の大掃除に向けて、部屋の整理を始めたいこの時季。ただ捨てるのはもったいない、なにかの形で活かしたい…。そんなものたちの「手放し先」について、片づけのプロ・下村志保美さんにお伺いしました。

＜古着deワクチン＞

開発途上国へポリオワクチンを寄付できる

「私がよく使っているのは古着deワクチンです。専用の回収キット（￥3,300税込み、回収のための送料込み）を購入し、機能的には問題ないけれどサイズが合わない、好みが変わったなどでもう着ない洋服を詰めます。キットはTシャツが約100枚入る大容量、バッグや靴などの服飾雑貨を入れてもOKです。詰め終わったら集荷を依頼すると着払いで引き取ってくれます。このキットを私たちが購入することで開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられるので、5人の命を守ることができます。片づけながら袋に詰めていると『どうせならこの袋をパンパンにして送ろう』という気持ちになり、減らす作業に拍車がかかるので、ちょうどよいかも」（下村さん）。送った衣類は、カンボジアを中心に世界へ輸出され、販売、再利用されるシステム。現地での雇用やビジネスが生まれることにもつながります。

付録も回収できる！
古着deワクチンの専用回収キットが宝島チャンネルで購入できます！

宝島チャンネルにて「付録回収サービス」の限定セットの販売が、この秋スタートしました。
古着deワクチン専用の回収キット（￥3,300税込み、回収のための送料込み）が購入できます！不要になった付録や衣類が回収できるキットと、エコバッグ（kippisのデザインがおしゃれなエコバッグ、黒またはベージュのいずれか1個）のセットです。

詳細、お申し込みは下記URLまたはお電話にて。
https://tkj.jp/campaign/furugidevaccine2210/
0120-203-760（土日祝日を除く9時～18時）

＜ワールドギフト＞

古着のほか、おもちゃなども回収し、世界の支援に役立てる

「うちにはたくさんぬいぐるみがあるのですが、子どもが大きくなって飾る場所もなくなり、でも処分するのは抵抗が……。そんなときはワールドギフトに寄付することができます。こちらは事前にキットなどの購入の必要はなく、自分で用意した段ボールに入れて送るだけ。おもちゃや文具、台所用品、介護用品、急な雨でついつい買ってしまう傘なども寄付することができます」（下村さん）。物品の寄付支援のほか、食料、医療、安全な水の支援など、世界92か国で命を守る支援を行う、国際協力NGOです。

HOW TO
手持ちの段ボールに不用品を入れたら、段ボールの3辺のサイズを測ります。梱包サイズに応じた寄付金（3辺合計140㎝以内、郵便局による自宅集荷の場合￥2,900など）を支払い集荷してもらえばOK。

https://world--gift.com/
インスタグラム：world__gift

＜ありがとうブック＞

本やCDを売って、希望の団体を支援

本、DVD、CD、ゲームなどを寄付すると、買取代金がNPOやNGOなどの団体に寄付される仕組み。犬猫殺処分ゼロを目指す団体やALS協会など、さまざまな団体があり、自分が支援したい団体を選べるのが特徴です。箱詰めして発送（発払い）するだけで、査定金額がわかり、寄付団体から受領の連絡もくるので、寄付が初めてという人でも安心です。本以外にも、レコード、切手やはがき、テレフォンカードなど幅広く寄付できます。

https://www.39book.jp
0120‐29‐3929（10時～18時）

教えてくれたのは

下村志保美さん

ライフオーガナイザー®、ファイナンシャルプランナー。
夫の転勤で海外生活を経験し、本当に必要なものだけで暮らす生活を実践。セミナーや個人レッスンで活躍。著書に『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』（三笠書房）。

テキスト／田中絵真

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