おいしく、おしゃれな「簡単料理レシピ」&作家ものの「素敵な器」
~フードコーディネーター・森澄淑子さんのキッチン~
現在発売中の『大人のおしゃれ手帖』2023年3月号の「50代からの心地よく暮らす家の作り方・使い方」では、生活の基盤となる「家」の見直し方をお伝えしています。そのなかで器いっぱいのキッチンを見せてくれたフードコーディネーターの森澄淑子さん。誌面で語り尽くせなかった森澄さんの“器愛”とともに、誌面に出ていた料理のレシピを紹介します。
森澄淑子さんの"器愛"
お気に入りのガラスのやかんで
お湯が沸く時間も楽しみに
大皿以外に森澄さん宅にたくさんあったのが、やかんやポット。「私はお酒があんまり飲めないので、その代わりについつい買ってしまうんです(笑)」と森澄さん。どれも液だれしないかどうかをチェックして購入します。なかでもお気に入りなのは、ガラスのやかん。ハーブを入れたやかんを火にかけて、ポコポコとお湯が沸く様子を眺めるのが森澄さんの至福の時間です。
無地の大皿コーディネートには
柄のある取り皿で楽しく
大皿を使ったテーブルコーディネートのとき、取り皿はどんなものがよいでしょうか。「無地の大皿なら、取り皿は柄のあるものを合わせてみては?」と森澄さん。
陶器の大皿に、オリエンタルな雰囲気の花柄の取り皿を合わせて、無国籍風のおしゃれなテーブルコーデが完成。「木のスプーンも使いやすくておすすめです」
ブランチにおすすめ!
クスクスの野菜&フルーツ和え
「ほぼ毎日せいろで蒸した野菜を食べています」と森澄さん。取材時にはクスクスを蒸してくれました。蒸し野菜やトマトのアヒージョ、フルーツヨーグルトをソース代わりにして、クスクスと混ぜながらいただきます。「蒸し野菜には、かつお節をたっぷりかけたほうがおいしいですよ」。絶妙な味の組み合わせを楽しんでみて。
『クスクス』
ボウルにクスクス(1/2カップ)、水(1カップ)、オリーブオイル(大さじ1)、塩(少々)を入れてよく混ぜ、蒸し器で10分蒸す。蒸し上がったら、刻んだブラックオリーブ(10粒)を混ぜ合わせ、オリーブオイル(適量)をかける。
『蒸し野菜』
お好みの野菜(ブロッコリー、小松菜、スナップエンドウ、菜花など)を蒸し器で蒸す。器に盛りつけたら、かつお節、しょうゆ、塩、こしょう、オリーブオイルを適量かける。
『トマトのアヒージョ』
ミニトマト(1パック)に楊枝で穴を開け、耐熱容器に入れる。にんにく(1片)のみじん切りと、お好みでハーブなどを加え、オリーブオイルをトマトの1/3が浸かるくらい入れる。オーブントースターでトマトにしわが入るまで焼く。焼き上がったら、好みで塩・こしょうを振る。
『フルーツヨーグルト』
水切りヨーグルト(1カップ)に練乳(大さじ2~3)を入れてよく混ぜる。お好みのフルーツ(いちご、オレンジ、シャインマスカットなど)と混ぜ合わせて器に盛り、ピンクペッパーを適量振りかける。あればミントを添える。
教えてくれたのは……
森澄 淑子さん
フードコーディネーター。広告や雑誌、書籍など幅広い分野の料理撮影で、スタイリングや調理を担当。豊富なアレンジアイデアと丁寧な仕事ぶりに定評がある。器の収集は趣味でもあり、定期的に作家の展示会を訪れる。
写真/大森忠明 文/寺本 彩
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