カテゴリー

人気タグ

大人のおしゃれ手帖 6月号

大人のおしゃれ手帖

最新号&付録

大人のおしゃれ手帖
2024年6月号

2024年5月7日(火)発売
特別価格:1400円(税込)
表紙の人:桐島かれんさん

2024年6月号

閉じる

記事公開日

この記事の
関連キーワード

大人のおしゃれ手帖
の記事をシェア!

北欧便りvol.4  キッチンは家族のハート

北欧の国、ノルウェーはオスロから、大人世代に伝えたい暮らしのヒントをレポートする「北欧便り」。

第4回は、ノルウェー女性のお宅のキッチン拝見、第2弾です。
ノルウェーの一般家庭のキッチンってどんな感じだと思いますか? 筆者はこれまでさまざまなノルウェー人のお宅を訪問してきたのですが、どのご家庭のキッチンも驚くほど広くキレイ! いつ訪れても掃除が行き届いているのです。スッキリとしたデザインや機能性が重視されているノルウェーのキッチンから、ちょっとした生活の工夫が見えますよ!

【オーブンが2台備わったスタイリッシュなキッチン】
天井は約3メートルあり、リビングルームと同じくらいの広さがあるキッチン。L字型キッチンは移動が楽で、広いスペースで効率的に料理をしたい人にぴったり。お気に入りはオーブンが2台あるところ、とスノブさん。「クリスマス料理などで鶏を焼いたりするので、オーブンは私たちの必須アイテムですね」。普段もオーブン料理が多いノルウェーでは、クオリティの良いものを選んでビルトイン。

キッチンはいちばん居心地のいい場所

秘書として働くスノブ・ソルヘイムさんは、オスロ市中心地のメゾネットのマンションにご主人とふたり暮らし。3人の子どもはすでに巣立ち、それを機に2年前、子ども部屋だった部屋をキッチンにリフォームしました。
「これはイケアのシステムキッチンです。ショールームであれこれ相談し、間取り図を作成してもらいながら、5時間ですべて決まりました」
ポイントは、すっきり収納できてシンプルに見えること。完成したのは黒を基調にしたスタイリッシュなキッチンです。

「ノルウェーでは、キッチンはリビングの一部なんです。私はここで趣味の縫い物をしたり、夫は料理したり、子どもは宿題をしたりする。つまり、家族の心臓部なんですよね。友達を家に招く時もキッチンへ通してお喋りしたりお茶を飲んだりするんですよ。すぐ隣にリビングがあるんだけれど、キッチンに集まることが多いですね」
ノルウェーでは4、5年ごとに自宅のキッチンを最新システムキッチンにリニューアルすることがあるって聞いたけれど本当ですか?
「そうね、12年ごとには変えると思います(笑)。良いキッチン、機能性の高いキッチンが欲しいですからね」

前回はキッチンに暖炉がついているお宅を紹介しましたが、今回のキッチンにはベンチが組み込まれているのが特徴です。スープなど煮込み料理の調理中にちょっと座ってひと休み。ベンチに座ってコーヒーを飲んだりしてくつろぐのです。暖炉やベンチつきのキッチンは、おうち時間を楽しむのが好きなノルウェー女性ならではのチョイスといえるかもしれませんね。
人生にも、生活にも、キッチンにも、常に心地よさやちょっとした楽しみを求めるノルウェー女性。彼女たちのキッチンはこのようにヒュッゲで溢れています。

キッチンにベンチがあるところが北欧スタイル。このベンチもシステムキッチンに含まれている。「ここでリラックスするの。夫は料理をして、私は本を読むって具合にね。とっても心地いいわ」

キッチンには8人がゆうに座れる大きなダイニングテーブルが置かれ、窓からはオスロの素敵な街並みが見える。料理を作ったり、趣味に勤しんだり、リラックスしたり、友達とお喋りするこの空間が大好きだとか。

ノルウェーのキッチンは基本的に「見せない収納」だ。「洗剤や調味料なども全て隠して見えないようにしています」

包丁やナイフなども引き出しに。カウンターにはなるべく物を置かないように、見た目がスッキリするようにしている。まめな掃除も欠かさない。

分別ゴミのボックスもシステムキッチンの中に収納。

冷蔵庫や冷凍庫もビルトイン。

ノルウェーはほとんどの家庭がIHヒーターで、ガス台が存在しない。IHは安全で掃除が楽な点が長所だ。

換気扇もこのように隠すデザイン。タッチパネルで調整する。


写真、文:古澤恭子
出版社で女性誌編集に携わった後、2010年北欧に移住。現在ノルウェー在住、執筆業を中心にメディアのコーディネーターとしても活動。

*画像、テキストの転載はご遠慮ください

この記事のキーワード

記事一覧へ戻る

大人のおしゃれ手帖の記事をシェア!