【一日1回！たった3 分】２週間で見違える！
自宅でできる初夏のボディケア
厚着によって隠されていたパーツは、お手入れがなかなか行き届かないもの。
いざ薄着になったときに、「恥ずかしい！」っていうことありませんか？
夏になる前にボディメンテナンスを始めましょう。
教えてくれたのは・・・
エステティシャン
森本チヅ子さん
原宿にある隠れ家サロン「ラ・ボーテ・アクアボン」代表。25 年以上のエステティシャン歴で、ネック、フェイス、ボディを最高の状態へと導くスペシャリスト。
カメ首状態は見た目のほか
心身にも影響します！
パソコンやスマホの長時間の使用でうつむいた姿勢を取り続けると、頭の重みに耐えられず頸椎がゆがむという森本さん。
「45歳からそのまま放っておくと、本来の首のカーブ（Ｃカーブ）がストレートネックに」
ストレートネックになると筋肉が硬直し、老廃物が溜め込みやすく、シワも刻まれる一方。
「鏡を見て、首の下部にシワのネックレスができている人は注意が必要。一旦、シワが刻まれると、実年齢よりも老けて見られてしまいます」
また、見た目だけではなく、心身にも影響があると森本さん。
「デコルテと背中は筋肉で連動しているため、背中が丸まっていると必然的にデコルテが狭ま
り、呼吸も浅くなります。さらに、ストレートネックになると重心がうまく分散されなくなるため、筋肉が常に緊張状態になり、周辺の神経や血管を圧迫して神経の伝達がうまくできなくなり、
自律神経失調症にも」
大事になのは日々のお手入れにネックケアを取り入れること。
「毎日続ければ２週間頃から見た目に変化が生まれますよ」
大人世代にも急増中！
背中が丸い＆首が埋まっている
“カメ首”症候群のためのお手入れ
最近、スマホやパソコンの影響で猫背＆首が埋まる女性が急増中。
その姿は大きな甲羅を背負ったカメ。日々のお手入れですっきりと長い“キリン首”へ！
まずは疲れた首を伸ばす夜ストレッチを。
スマホやパソコンで首を酷使している人は2 回を目標に。
ネック＆デコルテのストレッチ
［ フェイスラインをのばす ］
step 1
左のフェイスラインに右手をそえて右斜め上を向き、肩を左手でおさえ、斜め後ろに伸ばし、
5 秒キープ。
逆方向も同様に。
step 2
step 1で斜め前の首の筋肉（広頸筋）が伸びたので、次に鎖骨をおさえ、あごを天井方向へ向けて5 秒キープ。
［ あご下をのばす ］
step 1
鎖骨に指を第1 1関節まで入れ、あごを天井方向へ向け、口を「イ―」という形にして10秒キープ。
step 2
両親指であごの奥の中央にある筋肉（顎二腹筋）を押さえて10 秒間、グーッと押す。3 回。
［ 胸のまわりをのばす ］
step 1
大胸筋をつかみ、そのまま上半身を傾けて、ふっとひと呼吸する。
step 2
大胸筋を両手でつかんだまま、そのまま背中を反らし、肩甲骨を寄せる。目線は斜め上に。
スキンケアは首・デコルテまで
スキンケアの「ついでに」にできるお手入れ
朝夕のスキンケアの延長に行いたいプラス3 分の簡単なネックケアを森本さんが指南。
基本のマッサージ
step 1
顔のお手入れが終わった後、そのまま鎖骨にひと差し指、中指、薬指の第一関節まで入れて10秒。
step 2
首を両手で覆い、左右交互に流すように上から下へマッサージ。左右10 往復。
首・デコルテのマッサージ
step 1
首をやや下げて、後ろの首に両手を置きます。
ここがスタート地点。
step 2
首をゆっくり上に向けながら、同時に手を鎖
骨まで滑らせます。
step 3
手の終点は鎖骨のくぼみ。老廃物を鎖骨まで送り届けるように流します。
マッサージをするときは・・・
首は皮膚が薄く、皮脂も少ないためただでさえシワっぽくなるパーツ。
年齢とともにさらに皮脂の分泌が減り、皮膚が薄い分、深いシワができやすくなります。
45 歳を過ぎたら、首にも顔同様に保湿を重視したお手入れが重要です。
撮影／片岡 祥model〉, 古家佑実［SORANE］〈still〉
スタイリング／相沢千冬(atelier imica) 文／橋本優香 協力／UTUWA
大人のおしゃれ手帖2018年6月号より抜粋
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