「熟年離婚」「卒婚」に必要な準備とは?
メリット・デメリットも解説
熟年離婚のデメリットと、その対策<
相続権がない
配偶者にはパートナーの財産の相続権がありますが、離婚することで相続権はなくなってしまいます。財産の相続を望む場合は、離婚を踏みとどまるという選択を検討してもよいかもしれません。
経済的な不安が生じやすい
離婚によって世帯収入が減ることで、生活費や老後資金への不安が生じやすくなります。まずは毎月の生活費や老後に必要なお金をシミュレーションし、備えをしましょう。専業主婦の場合は仕事を見つけて働くことで経済的な自立につながります。
住まいを確保することも大切。持ち家を財産分与で自分のものにできるのか、できる場合は維持管理費を払い続けられるのか、賃貸ならいくら出せるのか、などを検討します。また、もしものときに実家や子どもを頼れる場合は、住まいの負担を減らすことができます。
病気や老後の不安が生じやすい
病気になったときや、介護が必要になったときの不安も生じやすくなります。急病になったときの備えとして、病院やタクシー会社の連絡先を控えておくと安心です。また、救急車を呼んだ方がいいか、急いで病院を受診した方がいいかなどの判断に悩んだときの電話相談窓口「#7119」もあります。
高齢になったときの備えには、高齢者向けのサービスにどのようなものがあるのかを調べて、利用したいサービスを検討しておくなどの方法があります。
孤独になりやすい
長年共に過ごしてきたパートナーがいなくなることで孤独を感じる人もいます。子どもがいる場合は、離婚後も子どもと良好な関係でいるために、離婚について子どもに理解してもらえるように努めましょう。また、仕事や趣味、友人、ボランティアなど、複数の居場所をつくり、積極的に人と関わるようにしましょう。
(まとめ)
離婚は人生の一大事。これからの人生を幸せに歩むためにも、勢いで離婚を決めるのではなく、離婚にまつわる制度や備えを知り、冷静に考えたうえで判断しましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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