「早期退職」がちらつく人へ
50代で退職するメリットと心構え

早期退職する前の準備・心構え

キャリア面

早期退職後はどのような仕事をしたいのか、会社員として働くのか、独立するのか、いつまで働きたいのか、収入はどれくらいを望むのかなど、自分の希望を明確にしましょう。
そのうえで、退職前に人材紹介会社に登録する、知識習得のための学び直しをする、副業やボランティアからはじめるなど、セカンドキャリアを実現するための準備を入念に行います。
学び直しには教育訓練給付制度などの支援制度も積極的に活用しましょう。

経済面

退職後はすぐに収入を得られなくても当面は生活が困らないよう、お金を備えておく必要があります。老後に必要なお金をシミュレーションし、今退職しても必要なお金を得られそうかどうかも検討します。
また、働いて収入を増やすだけでなく、保険やサブスクなどを見直して不要な支出を減らしたり、つみたてNISAなど無理のない投資で資産を増やしたりする工夫も大切です。

健康面

元気で働き続けるためには体が資本です。50代以降になるとがんなどの病気のリスクが高まるため、健康的な生活習慣を心がけるとともに、定期的にがん検診を受けるなどの対策をしましょう。
また、50代女性は更年期に伴う不調が出やすい時期。更年期の症状にはホルモン療法や漢方薬などの治療法があります。
不調があればそのままにせず、早めに医療機関を受診しましょう。

（まとめ）
終身雇用が常識ではなくなった今、50代で早期退職を考える人は増加しています。
人生後半も充実した生活を送るために、長期的なビジョンを持ち、納得のいく選択をしましょう。

画像協力／PIXTA
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