「私らしくいられる」好きなものに囲まれる住まい
〜太田恵美さんの場合〜
家族構成や生活スタイルが変わる50代は、住まいやものを見直すベストタイミングです。
好きなものに囲まれてセンスよく暮らしている人を訪ね、ものとの付き合い方を伺いました。
今回拝見したのは・・・
インテリアデザイナー
太田恵美さん
レジデンシャル、ホテル、店舗のインテリアデザイン・スタイリングを手掛けている。経済産業大臣賞グランプリ受賞経験を持ち、活躍中。インスタグラム
@emiota_ufficio
美しいものを選ぶ、使う、そして飾る楽しみを満喫
ご自宅のあるマンションは目の前が大きな公園。「多少ものが多くても開放感が感じられるのは、広いテラスと借景によるところが大きいですね」
イタリアンモダンの家具にアンティーク雑貨が馴染むリビング。
テイストをきっちりまとめず、あえて崩すのが太田さん流。
模様替えがライフワークときめく景色を作りたい
「ミニマムな暮らしも素敵ですが、私には無理。好きなものはずっと眺めていたい」と断言する太田さん。ものが多いのは自他ともに認めるところ。
ご自宅にはイタリアンデザインの家具や照明をベースに、お気に入りの雑貨が溢れんばかりに飾られています。
「魅せる収納が大前提」なので、キッチンツールひとつでも飾って可愛いデザインをチョイス。
生活道具すべてが自分らしく、心地いいインテリアを作るピースだと言います。
「常に気持ちにフィットした空間にしたいから、模様替えはしょっちゅう。ディスプレイは毎日、家具の配置もほぼ毎週変えています。雑誌の切り抜きを壁に貼るだけで景色が変わるし、お気に入りのものがより美しく見えると嬉しくて。漫然と暮らすのでなく、いつもときめいていたい。それが私らしいかな」
照明やディスプレイの力で、日用品をアートに
「部屋に赤が欲しくて」と、サイ・トゥオンブリーの絵の切り抜きを壁に貼ってライトアップ。手軽で美しいアートの完成。
「間接照明に照らし出されるドラマティックな光景が大好き」という太田さん。
点灯時はもちろん、消灯時も趣のある照明を揃えています。
テーブル横の棚には、キャンドルホルダーやグラスなどをディスプレイ収納。
香水瓶は照明の下が定位置。ボトルがライトアップされ、輝く様の美しいこと!
置き場所ひとつで、ものの魅力が倍増すると実感!
夫婦揃って絵筆を取るそうで、絵の具は日常の道具。
透明の花瓶に入れておけば欲しい色がすぐ手に取れて、なによりおしゃれ!
広い玄関にはラグを敷き、ご主人の絵を飾って。居室と同じ感覚で居心地のいい空間に整えられています。
無造作に積み上げられた本は、仕事で使うスタイリング小物。
「収納を兼ねてディスプレイしてみました」
キッチンの壁にはおろし金や和菓子の品書きをディスプレイ。
「インテリアにはクスッと笑えるユーモアも重要。完璧に整った空間は疲れちゃう」
キッチンツールはヴィンテージショップで買ったワインラックに収めて。
撮影/松村隆史 文/早川誓子
大人のおしゃれ手帖2023年12月号より抜粋
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この記事を書いた人
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