初期段階で気づきにくい「卵巣がん」の対策
卵巣がんになりやすい人・症状
卵巣がんのリスク要因
卵巣がんには複数の種類があり、原因やリスク要因が明らかになっていないものもあります。卵巣がんの中でもっとも多い上皮性の卵巣がんのリスク要因については、排卵誘発剤の使用、脂肪過多の食生活、喫煙、遺伝的要因などが知られています。まずは栄養バランスの良い食事と適度な運動、禁煙を心がけましょう。
初期段階では症状がないことが多い
卵巣がんは、初期段階ではほとんど症状がないことが多く、見つかったときには進行していることが多い病気です。症状がなく、命にかかわる状況を起こすことも多いため、別名“サイレントキラー”とも呼ばれています。
進行すれば下腹部にしこりができる、頻尿、便秘、腹痛、腹水がたまりお腹が張る、足がむくむなどの症状が出ることがあります。早期発見・早期治療のためには、当てはまる症状があれば婦人科を受診しましょう。
この記事の監修者
つづきレディスクリニック 院長吉岡範人
1978年生まれ。千葉県出身。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間にわたりカナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学へ留学。がんの研究に従事。2019年に事業を引き継ぐ形でつづきレディスクリニックの院長に就任。産婦人科医療と既存の事柄をかけ合わせることにより、新たな産婦人科医療を生み出しており、産婦人科領域における医療脱毛や訪問診療など新たな分野に挑戦している。また女性の働き方改善や待遇改善にも注視しており、サービスの良いホテルやレストランへの研修など医療界における持続可能な待遇改善にも注力している。
Website:https://www.tsuzuki-ladys.com/
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