初期段階で気づきにくい「卵巣がん」の対策
卵巣がんの検査と治療法
卵巣がんが疑われるときの検査
腹部の触診や内診のほか、超音波検査やCT検査、MRI検査などの画像検査、血液中の腫瘍マーカー検査などを行います。腫瘍の大きさや状態、性質を見てがんかどうかを推測したり、ほかの臓器への転移がないかなどを調べます。
卵巣がんの治療方法
卵巣がんの治療では主に手術を行います。手術でがんをできるだけ取り除き、手術後に薬物療法を行うことが多いです。がんの進行状況によっては、先に薬物療法を行い、がんを小さくしてから手術を行うこともあります。
「国立がん研究センター がん情報サービス」によると、子宮体がんの5年相対生存率(2009年~2011年)は60%となっています。
参考サイト:国立がん研究センター がん情報サービス
(まとめ)
卵巣がんは初期段階で気付きにくい病気です。まずは健康的な生活習慣で予防に努めるとともに、早期発見のためには、症状があれば早めに婦人科を受診するほか、「経腟超音波(経腟エコー)検査」も有力といわれています。がんについて知り、できる対策を行いましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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この記事の監修者
つづきレディスクリニック 院長吉岡範人
1978年生まれ。千葉県出身。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間にわたりカナダ・バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学へ留学。がんの研究に従事。2019年に事業を引き継ぐ形でつづきレディスクリニックの院長に就任。産婦人科医療と既存の事柄をかけ合わせることにより、新たな産婦人科医療を生み出しており、産婦人科領域における医療脱毛や訪問診療など新たな分野に挑戦している。また女性の働き方改善や待遇改善にも注視しており、サービスの良いホテルやレストランへの研修など医療界における持続可能な待遇改善にも注力している。
Website:https://www.tsuzuki-ladys.com/
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