バレンタインデーを描いたロマンティックな映画3選
記憶を消しても残るものは? 一風変わった愛の名作
『エターナル・サンシャイン』
「2004年のバレンタイン、僕はふと思った」という語りから始まるストーリー。
ジョエル(ジム・キャリー)は喧嘩別れしたクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)に会いますが、彼女が自分との記憶をすべて消してしまったことを知り、愕然とします。
絶望したジョエルは、自分も脳の記憶消去手術を受けることを決意。しかし、いざ手術が始まると、ジョエルは大切な思い出を消したくないと脳内で抵抗を始めて……。
ミシェル・ゴンドリー監督ならではの奇想天外な設定と巧みな構成により、一度見ただけでは時系列がわかりにくいのですが、クレメンタインの奇抜な髪色がヒントになっています。彼女は、青、緑、オレンジなどに髪色を変えるのが好きなのです。
記憶は消えても、想いや情熱のようなものはきっと残るはず。そんな愛の強さが伝わってくるとともに、この二人がこの後どうなるのか、映画を観た人と語り合いたくなる作品です。
『エターナル・サンシャイン』
2004年製作
Blu-ray ¥2,075/DVD ¥1,572
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。