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2024年6月号

2024年5月7日(火)発売
特別価格:1400円(税込)
表紙の人:桐島かれんさん

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エディター・マシロの「あつまれ! 美韓男子」vol.5 ”ちょうどいい湯加減”なイケメンっぷりに癒やされる「チェ・ウシク」

萬代 悦子

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昨今、世界的にも注目されている韓国エンタメ界。BTSをはじめとするアイドルから、映画『パラサイト』のオスカー受賞、そしてNetflixドラマ「イカゲーム」のグローバルヒット……などなど、息をつく間もなく次々と素晴らしいコンテンツ、そしてそれに出演する魅力的な俳優たちが誕生していて、トキメク気持ちが大渋滞!

今年最初は、自分の周辺半径5mくらいの範囲(身内)で大変人気の韓男子、チェ・ウシクをご紹介します。

”BTSのV(ヴィ)(テテ)の友達”として認知されることが多い彼ですが、アカデミー賞作品賞を受賞した映画『パラサイト』の主演俳優として、世界中から認知されるスゴイ存在でもあります。いわゆるバリバリの美形でボディもバキバキに鍛えられているような韓国俳優さんの中では、ちょっと異色のふんわりカワイイわんこ感の魅力をお届けさせていただきます!

良質な映画への出演で磨かれたウシクのオリジナリティ

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チェ・ウシクは1990年3月26日 韓国生まれで、現在33歳、11歳の時にカナダ・バンクーバーに家族と移住。カナダの大学で映画の製作を学ぶ流れで演技に触れ、韓国に戻り本格的に俳優の道を歩むことになりました。

エキストラを経て、2011年にドラマ『チャクぺ 相棒』でデビューを果たします。2014年に映画初主演を飾った『巨人』(キム・テヨン監督)で、その年の釜山国際映画祭「今年の俳優賞」を、青龍映画賞で「新人男優賞」を受賞する快挙を果たします。

2016年 世界的に大ヒットした映画『新感線』は名高いアニメーターでもあるヨン・サンホの初の実写映画としても非常に注目を浴びた作品です。ウシクは野球部員役で出演し、滝のように溢れだすゾンビとひたすら戦い続けます。こう書くと、一体どんな映画なのかと思われるでしょうが、ひたすらスリリングでありつつ感動させる部分もしっかり盛り込まれ、最後は大号泣しているという感情の上がり下がりが凄くて大忙しな作品です。

そして2019年、韓国作品で初めてアカデミー賞を受賞した巨匠ポン・ジュノ監督作品『パラサイト』で、主演のギウという負け組・オブ・負け組男子を演じます。このギウという役は、ポン・ジュノ監督がウシクへの当て書きで脚本を執筆したそう。ポン・ジュノ監督作品のNetflixオリジナル映画『オクジャ/okja』に出演した際の打ち上げで、ポン・ジュノ監督が『近いうちにまた会うと思うよ』とウシクに伝えていたそうです。この時点でウシクは既に目をつけられていたんですね~♡

とにかく一切のネタバレができない作品なので、気になった方は一度見ていただきたいとしかお伝えできないのですが、韓国大スター俳優のソン・ガンホとも負けず劣らずのものすごい存在感を発しているウシクは一見の価値ありです!

自分の半径5mにいるウシクマニアたちは、みんな『The Witch』のウシクが大好き!

なぜなら、超絶クールで冷徹でめちゃくちゃ悪人だからです! ウシクの魅力は、ほんわりポテポテなハムスター風の愛玩動物ルックスで、ヘラヘラと何も考えていないようなダメさも漂わせつつ、気が付いたら10分で30人くらい殺しているようなタダならぬ殺気を漂わせているところです。この作品では秘密結社の殺し屋を演じるウシクのダーク面を堪能できるので、ウシク好きにはたまらん!のです。

ほぼネイティブな英語台詞のスムーズさにもキュン死。

2022年『警官の血』でウシクは警官役を演じました。警官って真面目そうだし、規律正しそうだし、これまでで一番しっくり来ないなぁと思っていたウシクマニアですが作品を見て安心しました。

なぜならウシクが演じるのは、めちゃくちゃダークな警官役だったからです。

韓国を代表する素敵オジ俳優のチョ・ジヌンとパク・ヒスンの間で揺れ動くウシク……こう書くと恋愛ものを想像してしまいそうですが、ブロマンス濃度の高いサスペンス作品です。

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萬代 悦子(マシロ エツコ)

エディター/ライター萬代 悦子

ポン・ジュノ監督の映画『殺人の追憶』で韓国ノワール映画の虜に。その後、遅ればせながら2019年に『愛の不時着』で韓国ドラマの凄さを知る。最推しドラマは『マイ・ディア・ミスター』『私の解放日記』『ムービング』。最近は韓国現代アートにも興味津々。

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